転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,4 Eradication
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しゃするぅぅぅぅッ!!」
俺はイノベイトバイザーを上げて、思いっきり叫んだ………。
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今日はUTX学院の文化祭当日…タケシ君と凛ちゃんと私は学院の前に集合したんですが………タケシ君と凛ちゃんが一切目を合わさないんです…。
そして何も喋らない…。
なんか空気も物凄く重い…誰か助けてぇ……。
「かよちん!あっちの唐揚げ屋さんに行こう!」
そう言って凛ちゃんが私の手を握ってきました。
「う、うん。タケシ君も一緒に…「いや、俺はいいや」……えっ、タケシ君!?」
タケシ君は私達より先に中に入ってしまいました…。
「いいよ、かよちん。タケシ君なんかほっとこ!」
「ふえぇっ、ちょ、ちょっと凛ちゃん!?」
凛ちゃんは私の手を引いてどんどん歩いて行き、そのまま学院の中に入っていきました……。
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「はぁ……」
俺は休憩室で溜息をついていた。
「最悪だぁ…モヤモヤすんなぁ…」
本当は朝、凛に謝ろうって思ってたんだけど………なんか意地になっちまって結局言い出せず…。
「どうしたもんかなぁ…」
「隣、良いかしら?」
テーブルに伏せていた俺に、女の子が話し掛けてきた。サングラスに帽子を深く被っているウェーブのかかった茶髪……。
「別に…良いけど……」
「ふふっ、ありがとう」
女の子はそう笑ってから俺の隣に座る。
俺は特に話す事も無いんで黙ってたんだが……。
「ねぇ、貴方は何でこの文化祭に来たの?」
「……何でって…友達に誘われて、それでだよ」
「へぇ……それで、その友達は?」
「そ、それはぁ……」
俺は女の子に凛との喧嘩のことを話した。………初対面の相手に何話してんだよ俺は……
「そっかぁ…」
「それで独り寂しくしてるって訳だよ……」
「まぁ、凛ちゃんって子の気持ちも、解らなくはないわ」
「えっ?」
「その子は花陽ちゃんって子のことが大好きなのよ。だからどうしても放って置けないのよ。それで過保護になってしまうってこと。貴方もそれは解ってるんじゃないの?」
「うっ……」
女の子にそう言われて俺はその通りだと思った…。凛がそういう奴だってことは解っていた。それは花陽を思ってのことだって事も……。なのに俺は、そんな凛を否定するような事を言ってたんだな……。
「何やってんだか、俺は……」
「でも、貴方の言い
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