暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep20戦技教導隊〜to recieve training 3〜
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だ。

「(目はもう見える!)了解! ショートバスター!」

≪Shoot!≫

砲撃としての射程や威力を犠牲に発射速度や砲速を引き上げた、対ルシル君のために作り上げた魔法を連射する。アレッタ三佐とマルシーダ二尉も射撃魔法を放つ。近接戦に優れたベルカ式の騎士であるオデッセイ二尉は、私たちの追撃にも対処しきったヒノ一尉へ突進。

「ナーゲルシュラーク!」

オデッセイ二尉は“ レーヴェンゲブリュル”の全体に魔力付加しての打撃魔法を繰り出した。対するヒノ一尉は左手に持つデバイスの柄で、振り下ろされた一撃を受けた。打撃力が強化されて、元よりデバイス同士の打ち合い専用のベルカ式デバイスと、あくまで魔法発動用の媒体なミッド式デバイスじゃどうなるか決まりきってた。ヒノ一尉のデバイスが真っ二つになって弾き飛ばされて、地上に向かって落下。

(決まった・・・?)

“レーベンゲブリュル”をくるりと縦に回して、柄の下部分による打撃という追撃をしたんだけど、素手だったはずのヒノ一尉の両手には、1m半くらいの柄の先端にかなり大きな八面体のあるハンマー型のデバイスが握られてた。柄と柄が激突して激しい火花を散らすと、2人は弾かれるようにして後退。

『退け、オデッセイ!』

――ソニック・レイ――

『急ぐんだ!』

――ラピッドバレット――

弾かれた直後で体勢が整ってないオデッセイ二尉に向けて、隊員さん達が射砲撃を発射。アレッタ三佐とマルシーダ二尉の迎撃に続き、私も「薙ぎ払います!」ってわたし本来の砲撃魔法ディバインバスターを発射して、隊員さん達の射砲撃を薙ぎ払った。
それで一旦仕切り直しみたいになって、教導隊と航空隊とでまた編隊飛行に戻った。そして優勢に立てるような位置取りをするために円を描いてたところで・・・

「サイレン!?」

「アレッタ三佐、演習の中断を!」

「了解! 全体止まれ!」

アレッタ三佐の指示で私たち教導隊はスピードを落としてその場で停止して、ヒノ一尉に入った通信の内容に聞き耳を立てた。どうやら広域指名手配犯とその仲間が、首都上空に現れたとのこと。

「教導隊の皆さん! すみませんが我々にスクランブル要請です! 皆さんは本部内で待機を願います!」

「判りました。ご武運を」

アレッタ三佐の敬礼に倣って私たちもヒノ一尉たちに敬礼した。ヒノ一尉たちも「ありがとうございます! チームB出撃する!」と敬礼した後、一斉に空に上がって現場に向かって飛び去って行った。

「あの、私たちは待機なんですか・・・? お手伝いとかしなくていいんでしょうか・・・」

私がそう言うと、マルシーダ二尉が「そっか。高町ちゃんは知らないのか」と嘆息した。それは私に対しての嘆息じゃないみたいで、その視線
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