転生した彼らは何の為に生きるのか?
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この馬鹿は……。
ダメだな……この手のタイプに本気で頭を下げられると、どうしても断れない……。
「分かった…」
「えっ…!?」
「ホンマなん…!?」
「二度言わせるな。俺は現時点で生徒会の役員に所属しよう」
俺がそう言うと、絢瀬と東條は目を合わせて笑い合った。そして絢瀬が俺に手を差し出す。
「コレからよろしくね、高田副会長」
「ああ………ッ?」
絢瀬の手を握ろうとした俺の手が止まる……。
副会長……?
「おい、どういう事だ副会長って……」
「そういう事よ。私は生徒会長として働く。だから高田君には生徒会副会長になってもらうわ」
「ちょっと待て副会長は……ッ!?………」
………んっ?
副会長は……何だ……?
「どうかした?」
「いや……何でもない」
「ウチも一緒に副会長やるから安心してなっ」
東條が俺にそう伝えてきた。副会長2人とか珍しいな……。
「……そうか、なら俺が仕事をキッチリ熟さねばならないか」
「それどーいう意味ー?」
頬を膨らませる東條。それを絢瀬が宥めている。
「貴方が入ってくれて本当に嬉しいわ。お互い頑張りましょ!」
絢瀬が屈託無い笑顔を俺に見せてくる。
…………やっぱり、コイツは色々な意味で苦手だな……。
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