転生した彼らは何の為に生きるのか?
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。
「ど、どうしたんだエリーチ……ギャアッ!?」
曲がり角を曲がってきたロイミュードに対して俺は振り向きもせずに、顔面に裏拳を叩き込んだ。倒れたロイミュードの胸元のナンバーを確認??????093……雑魚か。
「グッ…何なんだお前は!?」
「何だろうな……?俺にも解らん」
《Break up…!》
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「っ……」
私は目を覚ました。だが先程まで気を失っていた為、まだ少し頭がボーっとする。
ん…?
私は違和感を感じた……。もしかして今…誰かから膝枕されてる…?
そう思い見上げたその先には、高田君が私の事を見下ろしていた。
「えっ!?ちょ…きゃっ!?」
驚いた私は立つ上がろうとしたが、バランスを崩して彼の膝から落ちてしまった。
「イッタ…!?」
「馬鹿……急に立ち上がる奴がいるか」
「……普通大丈夫とか言わない?」
「勝手に転んだ奴に対して心配などしない」
「それが女性に掛ける言葉かしら?紳士の風上にも置けないわね」
立ち上がって服に付いた埃を払う。そして一つの疑問が浮かんだ……。
「でも、どうして高田君が居るの?…………というかあの怪物は!?」
そうだ、怪物!アイツは一体何処に……?
「怪物だァ?何言ってんだテメェは?」
「だってさっき、私の事を怪物が…!!」
「幻覚でも見たんだろ……俺はお前が道端で倒れてるのを見つけて、わざわざここまで連れてきたんだ。本当に怪物がいたらお前死んでるだろ?」
…………確かにその通りかも知れない…。
「でも…やっぱりアレが幻覚とは思えないわ…」
「ほぉ……余程頭をやられてるらしいな…」
そう言うと高田君は立ち上がり、私の額に自分の額を当てた……!?
「えっ…なッ!?」
「……少し熱がある様だ。早く帰って寝ろ」
高田君は当ててた額を退かし去って行こうとする。
「ま、待って!?」
私は思わず彼の足を止めさせた。
「……何だ?」
「何で…生徒会に入りたくないの?」
「またそれの質問か……何度も言うが、やりたくないから。ただそれだけだ」
「もっと納得出来る理由が欲しいわ」
高田君は私から一旦目をそらして頭を掻く、そして再び私を鋭い目で見てきた。
「なら教えてやろう。俺は絢瀬が苦手だ」
「それってどういう事…?」
「言葉通りの意味だ。絢瀬の様にくだらん義務感で動く奴は根本的に苦手だ……。俺はお前が相手だとやり辛い
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