暁 〜小説投稿サイト〜
ラブドライブ!〜女神の守り人〜
転生した彼らは何の為に生きるのか?
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だ」


 先輩は私の方に身体を向けた。


「最近は色々と物騒だからな。暗くなる前に帰った方が身の為だ。それと出来るだけ人通りの多い道を複数人と一緒に帰れ。そうすれば安全だ」
「へっ!?あ、はい…わかりました……」
「宜しい…じゃあな」


 先輩はまた背を向け、そのまま校舎の方へ行ってしまった……。






「………あ、名前…聞いてないや…」







 _____________________________








 私、絢瀬絵里は少しイライラしながら帰路についていた…。

 原因は高田ユウキ……


 彼は何故、学校に非協力的なのか?学校の為に入学したのではないのか?私には彼が理解できない…。試験生なら学校の為になる行動をするべきだ。


「そうでないと…音ノ木坂は……」













「エリーチカ……」


 突然私は誰かから昔のアダ名を呼ばれた。振り向くとそこには私と年のあまり変わらないくらいの男が立っていた。


「何かしら…?というか、どうして私の名前を…?」


 私は警戒の目を向けながらその男に尋ねた。すると男は口角を上げ不気味な笑いを見せた。そして少しずつコッチに近づいてきた。


「ああ…!?本物だァ…!!可愛い…可愛い過ぎる!……これを好き放題出来ると思うと、興奮が止まらないよ……!!」
「……フザケてるの…?警察呼ぶわよ…!?」


 な、何なのこの男は…!?気味の悪いけど、ここで同様した姿を見せれば何をされるかわからない。私は気丈な態度で男の前に立っていた。


「警察?……呼んでもいいよ………無駄なだけだから…」



 私の顔は恐怖で引き攣った。男がいきなり怪物に姿を変えたのだ


「な、何…!?」
「さぁ…エリーチカ……俺の…俺の物にィィ…!!」


 私は後退りをする。本当は走って逃げたいが、恐怖で足が竦んでいて、後退りするのが精一杯だった。
 怪物はジワジワと私との距離を詰めてくる……。


 もう駄目だ…!?









 すると突然、曲がり角から手が伸びてきて私の腕を掴み引き寄せた。


「きゃッ!?……今度は何……うッ!?」


 私は首の辺りに衝撃を受けた。そして私の意識は沈んでいった……。









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「ふぅ……間に合った」


 俺は気絶させた絢瀬を地面に寝せた。起きてコイツがロイミュードの事でワーワー騒いだら、「夢でも見たんだろ」って言うか…
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