暁 〜小説投稿サイト〜
なんかポケモンの世界に転生したっぽいんだけど質問ある?
さいきょうの チートツールを てにいれたぞ!
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ンリーグの開催地……セキエイ高原にリーグ運営スタッフとして、年間通して単身赴任状態らしい。それって割と高給取りなのでは?やるなぁ顔も知らぬ父よ。
「まぁ、何とかなるでしょ。多分そのままバッヂ集めの旅に出る事になると思うから、暫くは帰らないよ」
「あらそう?寂しくなるわねぇ」
こっちとしてもこんな美人のママンと離れるのは惜しい。非常に惜しいんだが……リアルなポケモンの世界を旅する事が出来るという魅力には敵わない。
「んじゃ、俺荷物纏めに行くから」
そう告げて、2階の部屋へと戻る。
「さてと、必要な物は〜……着替えに、雨具、懐中電灯に、非常用の缶詰と」
キャンプ用のテントやら、自転車やら必要だと思うんだが、母さんが、
『パソコンに預けておくから、後でポケモンセンターで引き出しなさい』
って言われたんだが。どういう事だろうか?まぁ、その辺も後でポケモンセンターで聞いてみよう。
「ふぅ、こんなモンか」
さて出発しよう、と部屋を出ようとした瞬間。
ブーッ、ブーッ、ブーッとくぐもった『バイブ音』が鳴った。おかしい。明らかにおかしい。さっきオーキド博士にもママンにも聞いたが、ポケモン世界で初とも言える携帯型通信機の『ポケギア』はまだ発売すらされていないらしい。2人にポケギア持ってる?と聞いたら思いっきり変な顔をされてしまった。ならばこのバイブレーション音は何が奏でているというのか。俺は恐る恐る、音のする布団をガバッと捲った。
『ふぃ〜っ、ようやく帰って来やがったナ!キョウヘイ!』
瞬間、スマホが布団から飛び出して来て、俺に文句を垂れて来た。
「ス、スマホ……ロトム?」
スマホロトム、というのはポケモン『剣・盾』に出てきたロトムの取り憑いたスマホの事だ。ロトムを知らない人の為に簡単に解説すると、家電に取り憑いて悪戯をするゴースト……のポケモンである。
『あぁそうサ!オレサマはお前のスマホに取り憑いたロトム様ダ!』
「……まてまて、『俺のスマホ』だと?」
この世界にスマホは存在しない。だが、目の前のコイツは確かに俺のスマホ、と断言しやがった。つまり、
「お前は、俺が転生者だって……知ってるのか?」
『当たり前だロ?何しろ、お前のサポートをする為にオレサマが送り込まれたんだゾ?』
「誰に?」
『誰にって……アルセウス様ダ』
「……はぁ!?」
ーーアルセウス。この宇宙を作った、神の如きポケモン。そういう『設定』を持ったポケモンがいる事は俺も知っている。だが、それはあくまでゲーム内での設定であり、現実には有り得ない……ハズだった。しかし、現に俺は今こうしてポケモンの世界に立っている。
「マジで……居
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