転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,7 Despair
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ードにさえ、優しさを見せる事がある。
ユウキからはそれが感じられない……。そのハートはただ冷たく、敵に対しては一切の慈悲がない。
そして今では、ロイミュードを容赦無く破壊し、コアを消滅させる……。
彼の腹の底は見えない…。余りにも深過ぎる……。何を考えて、今を生き、戦っているのだろうか?
味方として、今は頼もしい。だがコレが敵になったら?恐らくロイミュード達以上の脅威になるだろう……
「転生者なんて、ろくな奴居ないだろ?俺も含めてな……。だったら1人残らず消すだけだ……」
元の姿に戻ったユウキは私にそう言って去って行った……
転生者を1人残らず……。
つまり、いずれタカユキとタケシも……という事だろうか…?
____________
6月1日??????
「怠い……」
俺は今、ある人物に呼ばれある場所に向かっている。昨日も夜遅くまで戦っていたというのに……。
ま、アイツらにしたら、そんなの知らぬ風というやつだろうな。
目的地の扉の前に着いた。そこはアイドル研究部の部室だ。俺はドアノブに手を掛け扉を開けた…………すると……。
「「ユウキ!!ハッピーバースデー!!!」
「…………」
……扉を開けた瞬間に出てきた2人に眼前でクラッカーを鳴らされ、紙テープやらなんやらが俺にかかる。
俺は不機嫌にそれを取っていく。
「何よ?せっかくこのにこにーがアンタの誕生日祝ってやってんのよ。もっと喜びなさいよ?」
「眼前でクラッカーぶち撒けられて喜ぶかよ、普通。距離感考えろ矢澤」
「だ〜か〜ら、いい加減、にこって呼びなさいよ!!」
「まあまあ、にこっち。ユウキ君も、とかなんとか言って、本当は嬉しいんやろぉ?そんな顔しとるでぇ〜」
「はぁ…この顔をどう見たらそう見えるんだ?」
俺はパイプ椅子に腰掛けた。目の前には17本のロウソクが刺さったケーキがある。
「にこっちがユウキ君の為に愛情込めて作ったんよ。ちゃんと味わって食べてな♪」
「は、はぁ!?な、何言ってのよ希!?」
俺の後ろでドタバタやってる2人。東條希と矢澤にこ。因みにこの2人は1年後、μ'sのメンバーとなる者達だ。
俺は振り返って、喧しいツインテールをじっと見つめた……というより、俺の目付きの悪さじゃ睨んだというのが正しいかも知れん。
「な、何よ…?」
顔を紅めて目を逸らす……こういう反応をするのは、この学院ではコイツかだろう。隣の巨乳は適当な事を言ってからかってくるし、その他の連中はビビって逃げるか泣くかだしな。
いや、1人居たな。敵意
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