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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
070話 文化祭編・開催3日目(05) ネギの思い至った答え
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身体を真っ二つにされながらも地面に落下していくスクナもどきを横目に、全員がその方へと顔を向ける。
そこには、杖に跨って空を飛んでいるネギの姿があったのだ。

「ネギ君!?」

裕奈が驚いている中で、朝倉がマイクを使わないで大声で叫ぶ。

「ネギ君! 超は世界樹直上、4000mの飛行船の上にいるって!」
「わかりました、朝倉さん!」

そこで朝倉が真剣な顔になって、

「ネギ君。君が今何をしようとしているのか、理解しているの?」
「そのつもりです!」
「それならよし! 行ってきな!」
「はい!!」

と、そこに遅れてやってくる赤い男。

「ネギ君!!」
「ッ! 士郎さん、ご無事ですか!?」
「ああ。それより…その顔はもう覚悟は完了しているという事かね?」
「はい! 僕は悪になろうとも超さんの悪事を止めます!」
「わかった。ならば俺もそんなネギくんの助けになろう!」
「ありがとうございます!!」

二人のそんな短い会話。
それでももうお互いにこれ以上は話すことはないとばかりに顔を空に向ける。
そんな時に裕奈が叫んでくる。

「ネギ君! さっきのはなに!? それに士郎さんも……どうやって空に飛んでいるの!?」

そんな裕奈の叫びにネギと士郎は顔を見合わせて一言。

「……CGです」
「……CGさ」

と、あくまで演出であるという趣旨を盛り込んだ言葉を発したのであった。
そして、

「行くぞ、ネギ君!」
「はい! 士郎さん!!」

二人は空へと向かって飛び立っていったのであった。


こうして超との最終決戦がいよいよ始まろうとしていた……。



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