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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第65話
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メンフィル・クロスベル連合側は判断しているもの。”」
「……………………」
「まあ、実際エルミナ皇妃は紅き(わたしたち)の事を”小物”扱いしていたからねぇ。」
意味ありげな笑みを浮かべて答えたレンの答えを聞いたトワは複雑そうな表情で黙り込み、アンゼリカは疲れた表情で答えた。

「――――――そういう訳ですので別にヴィータお姉様が貴方達を裏切った訳ではありませんから、どうかご安心ください。」
するとその時ミュゼ達がトワ達に近づいて声をかけた。
「あら、もう出発かしら?」
「はい。先程リィン大佐から鉄道憲兵隊の別働隊との戦闘も終えたと連絡がありましたので。」
「リィン君達が…………あの、別働隊との戦闘はどんな”結果”に終わったの?」
クロチルダの問いかけに答えたミュゼの話を聞いたトワは複雑そうな表情をした後すぐに表情を引き締めてミュゼに問いかけた。

「鉄道憲兵隊が展開していた4機の高射砲の内2機は”大破”させて残りの2機は無傷で鹵獲、味方側の被害は死者・重傷者共に”ゼロ”にした上で、敵側の被害の死者は大破させた高射砲を操作していた者達を除けば重傷・軽傷の違いはあれど全員”捕縛に留めた”との事だ。」
「そうですか…………」
「犠牲者を最小限に抑えているんだから、やっぱり今もわたし達の知っているリィンのままのようだね。」
(クスクス、数日後に行われる”リィン隊を含めた灰獅子隊”による”軍事作戦”を知っても果たしてそう言えるかしらねぇ?)
オーレリア将軍の説明を聞いたアンゼリカは静かな表情で呟き、安堵の表情で呟いたフィーの言葉を聞いたレンは意味ありげな笑みを浮かべていた。
「ふふっ、ベルフェゴールさん達からの話で伺ってはいましたけど、本当にZ組に戻っていて何よりですわ、クロウさん。」
「ま、これもメンフィル・クロスベル連合側についたあのリア充シスコン剣士や皇女さん達のせいでもあるんだがな。」
「ク、クロウ君。」
微笑みながら話しかけたアルフィンに対してジト目でアルフィンを見つめて皮肉で返したクロウの態度にトワは冷や汗をかいた。

「”リア充シスコン剣士”…………?今の話の流れからしてその言葉を示す人物はリィン大佐の事でしょうが、シスコンは”シスターコンプレックス”として”リア充”とは何なのでしょう……?ランディさんやフォルデ中佐も時折リィン大佐の事をそう言っていましたが…………」
「――――――?」
「フフ、後で教えてあげますね。」
アルティナはクロウの言葉を聞いて不思議そうな表情で首を傾げ、アルティナに続くようにアルティナの傍に現れて謎の機械音を出したクラウ=ソラスの様子にその場にいる多くの者達が冷や汗をかいている中エリスが苦笑しながら答えた。
「よう、黒兎。話には聞いてはいたが、以前と比べるとかなり”変
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