暁 〜小説投稿サイト〜
ラブドライブ!〜女神の守り人〜
転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,9 Determination
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
バーがある。名前の無い下級ロイミュードにとってはそれが名前の様な物になる。コイツのナンバーは”084”か…。

「何だテメェは?潰されてぇか?」

 084が俺にガンを飛ばしてくる。正直怖い。なんせこうやってロイミュードと対峙するのは初めてなんだ。でも、逃げる訳にもいかない……早く変身を………。



 あれ……?




 ドライブドライバー……忘れた……?




「あ…あははは…」
「笑ってんじゃねぇぞコラァ!」

 やばい!?ドライバー、トライドロンの中に置きっ放しだった!?てか飛んでくるとか出来ないのかよベルトさん!?

《目立ってしまうから出来ないんだよ》

 だから心読むなよ!?
 
 とりあえず俺は校門を飛び越え必死で逃げてる。どうにか逃げ……。

「止まれェェェッ!!」

 やっぱ速いね!ロイミュード!
 ドンドン距離を詰められている。そろそろやばい…そう思った時だった。

「ッ!?何だ!?れ

 何かが084を襲撃した。……シフトカー達だ!
 
 オレンジ色のスポーツカー型のシフトカー・マックスフレアが炎を纏って084に体当たり、紫色のスポーツカー型のシフトカー・ミッドナイトシャドーが次々と手裏剣を投げ、黄緑色のスポーツカー型のシフトカー・ファンキースパイクが車体の棘を伸ばした状態で084に体当たりをした。

「ぐおっ!?何なんだコレは!?!

 シフトカー達の攻撃にタジタジになる084。奴は踵を返して走り逃げ去っていった。
 てかシフトカー…俺の100倍役に立ってるな…。

「ありがとうみんな……って痛ッ!?」

 尻に何かが噛み付いた!?…ってコイツは紫の車体に緑のタイヤを持つSUV型のシフトカー・マッシブモンスター!?

「な、何すんだよ!?」
《シフトカー達は怒ってるのだよ。何故戦わないのかと》
「えっ…?」

 モンスターが俺の尻から外れ他のシフトカー達と並んだ。シフトカー達は俺に抗議するみたいに動いている…。

「でも…相手は元々人間なんだろ?ロイミュードの力も外付けみたいな物で本当の怪物って訳じゃないし……」
《確かに奴らは肉体構造は人間と変わらない。だが1つだけ決定して違う物がある。何だか解るか?》
「……」

 俺はベルトさんの質問に答えられない……。
 
 決定して違う物?一体何なんだ?それが俺の戦いとどう関係するんだ…?

《まあ、この答えは自分で探すべきだな。今は早く学校に戻ろう。そろそろ授業が始まる時間だ》
「……分かった…」

 俺はベルトさんの質問の答えが分からず、モヤモヤした気持ちのまま学校へ戻っていった……。








 _______________
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ