転生した彼らは何の為に生きるのか?
count,9 Determination
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バーがある。名前の無い下級ロイミュードにとってはそれが名前の様な物になる。コイツのナンバーは”084”か…。
「何だテメェは?潰されてぇか?」
084が俺にガンを飛ばしてくる。正直怖い。なんせこうやってロイミュードと対峙するのは初めてなんだ。でも、逃げる訳にもいかない……早く変身を………。
あれ……?
ドライブドライバー……忘れた……?
「あ…あははは…」
「笑ってんじゃねぇぞコラァ!」
やばい!?ドライバー、トライドロンの中に置きっ放しだった!?てか飛んでくるとか出来ないのかよベルトさん!?
《目立ってしまうから出来ないんだよ》
だから心読むなよ!?
とりあえず俺は校門を飛び越え必死で逃げてる。どうにか逃げ……。
「止まれェェェッ!!」
やっぱ速いね!ロイミュード!
ドンドン距離を詰められている。そろそろやばい…そう思った時だった。
「ッ!?何だ!?れ
何かが084を襲撃した。……シフトカー達だ!
オレンジ色のスポーツカー型のシフトカー・マックスフレアが炎を纏って084に体当たり、紫色のスポーツカー型のシフトカー・ミッドナイトシャドーが次々と手裏剣を投げ、黄緑色のスポーツカー型のシフトカー・ファンキースパイクが車体の棘を伸ばした状態で084に体当たりをした。
「ぐおっ!?何なんだコレは!?!
シフトカー達の攻撃にタジタジになる084。奴は踵を返して走り逃げ去っていった。
てかシフトカー…俺の100倍役に立ってるな…。
「ありがとうみんな……って痛ッ!?」
尻に何かが噛み付いた!?…ってコイツは紫の車体に緑のタイヤを持つSUV型のシフトカー・マッシブモンスター!?
「な、何すんだよ!?」
《シフトカー達は怒ってるのだよ。何故戦わないのかと》
「えっ…?」
モンスターが俺の尻から外れ他のシフトカー達と並んだ。シフトカー達は俺に抗議するみたいに動いている…。
「でも…相手は元々人間なんだろ?ロイミュードの力も外付けみたいな物で本当の怪物って訳じゃないし……」
《確かに奴らは肉体構造は人間と変わらない。だが1つだけ決定して違う物がある。何だか解るか?》
「……」
俺はベルトさんの質問に答えられない……。
決定して違う物?一体何なんだ?それが俺の戦いとどう関係するんだ…?
《まあ、この答えは自分で探すべきだな。今は早く学校に戻ろう。そろそろ授業が始まる時間だ》
「……分かった…」
俺はベルトさんの質問の答えが分からず、モヤモヤした気持ちのまま学校へ戻っていった……。
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