第一幕その七
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「ベッツイ達ははじめてよね」
「ここにいる皆はね」
今回参加する顔触れはとです、ベッツイはドロシーに答えました。
「そうよ」
「だったらピラミッドのマップをよく見て」
そうしてとです、ドロシーはベッツイに言いました。
「行ってね」
「そうするわね」
「ピラミッドは凄い迷宮になっているから」
オズマもベッツイに言ってきました。
「だからね」
「マップはなのね」
「持って行ってね、そして」
オズマはさらに言いました。
「カエルマンさんの知恵がね」
「私のですな」
「そう、カエルマンさんは大人で」
それにというのです。
「私達と知り合ってからオズの国の色々なところを巡って」
「そして本も読ませて頂いております」
多くの本をというのです。
「今もなお」
「それだけにかなりの知識を知恵を備えているから」
そうした人になったというのです。
「だからね」
「カエルマンさんの言葉もなのね」
「聞いてね。クッキーもいて」
そしてというのです。
「ハンクもいるし」
「そうね、皆もいるから」
ベッツイもオズマの言葉に頷きました。
「一緒に力を合わせて」
「お話を聞いてね」
「ピラミッドの中を進んでね」
「そうしていくわね」
「そうしてね」
「ポリクロームとボタンもいて」
そしてと言うベッツイでした。
「カルロス達もいるし」
「皆でね」
「カエルマンさん達のお話を聞いて」
「そのうえで楽しんでいってね」
「そうさせてもらうわね」
「一体どんな場所かしら」
ポリクロームはそのピラミッドのことを思うのでした。
「今から楽しみだわ」
「僕行ったことあるかな」
ボタンの言葉は彼らしく少しぼんやりしたものでした。
「ピラミッドでも」
「覚えていないの?」
「わかんなーーい」
こうクッキーに答えました。
「だって寝ていたらね」
「全く知らない場所に出るのね」
「オズの国かすぐにオズに国に戻れる場所だけれど」
寝ている間に何処かに移動してしまうことがあるのがボタン=ブライトという子なのです。不思議なことに。
「知らない場所にいてね」
「それでまた寝たらなのね」
「別の場所に行ったりするから」
「ピラミッドにもなのね」
「行ったことがあるかも知れないし」
逆にと言うのでした。
「行ったことがないかもね」
「知れないのね」
「だからね」
「わからないのね」
「そうなんだ。オズの国の色々な場所に行ったけれど」
それでもというのです。
「ピラミッドはあるかな」
「じゃあ今回行ったら」
「僕の記憶に残るのなら」
それならというのです。
「それがはじめてになるね」
「そうなるのね」
「それじゃあね」
「ええ、貴方にとってもは
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