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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
069話 文化祭編・開催3日目(04) 謎のエミヤの真実と決着
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出しておいてたまったもんじゃねーとは思うが、封印させてもらうぜ? 未来を頼んだぜ、エミヤ…』

ナギはそう言ってエミヤを強引な術式で麻帆良の世界樹に封印した。
そこで一回、エミヤの意識は暗転する。







…………


…………………


…………………………



しばらくの眠りについていたエミヤだったが、ふと意識が浮上する感覚を味わう。
目を開くとそこにはシニョンが似合う少女、超 鈴音の姿が映されていた。

『……うむ。考えなしで封印を解いてしまたが、なにかの幽霊?カナ…?』
『…………』

それで再度エミヤは語りかけようとしたが、

『あいや。あいにく読唇術は苦手な部類ネ。でも、なにか伝えたいのかはわかたよ。こういうのもなんだが、自由に動ける体が欲しいネ?』
『…………』

それに無言で頷くエミヤ。
だが、それは超の術中に嵌ったとも言える。

『わかたネ。でも、何の存在かわからないものを自由にさせておくのもアレネ。かわいそうだとは思うが私と出会てしまた自身の運の無さに泣くといいネ』

しばらくして霊体であるはずのエミヤの魂と体を機械の体で覆っていき、最後に自由意志を奪うための仮面を付けられる。
それで内面で抵抗はできても超に従う道具となり果てた。








…………それから少し経過して、少し顔が強張っている超が姿を見せて、

『驚いたネ…。まさか君の正体は世界の守護者で名を『エミヤシロウ』というネ。合ってるカ…?』

内面でなぜそれを?と思うエミヤだったが、この世界にまだ生きている方の衛宮士郎がイリヤとともにやってきたという話を聞かされて、自由に動けないにしてもなんとか抵抗した結果、

『分かた分かた。君はエミヤ先生と戦いたい。それでOKネ? 茶々丸の記憶データを見させてもらたから君とエミヤ先生の間の確執もなんとなく分かるヨ』

なにを知った風な口を……と思うが言葉に出せない悔しさが記憶越しに伝わってきて、思わず士郎は、

(本当に超はある意味すごいな……。エミヤをここまで服従させてしまうなんて……。)

『機会は作るネ。そこで君の想いをエミヤ先生にぶつけてくるがイイサ』

超のその言葉とともに意識は次には、初めて士郎と対峙した時まで移されて記憶が終了する。
そしてそこまで来て士郎の意識は再浮上していき、



弾かれた。



「ぐっ!?」

尻もちをつくが、どうやら先ほどの鍔迫り合いからそんなに時間が経過していないのを周りの喧騒から察した士郎は、いま目の前で自壊覚悟でエクスカリバーを構えているエミヤを見て現実に引き戻された。

「■■■…………ッ!!」
「そうか……。お前は悔しかったんだな
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