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俺、リア充を守ります。
第一章「参戦!新戦士テイルドラゴン!」
第1話「参上!新たな戦士」
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係を進める為、何らかの手を加えるとしたら……それはきっと、俺自身にも彼女が出来てからだと思う。

まあ、そう言いつつも未だにアテはないんだけど……な。

──なんて、俺自身の恋愛事情はどうでもいいな。流してくれて構わないぞ。

 まあ、そうゆう理由わけで俺と幼馴染の紹介は終わりだ。

 色々と濃ゆい人達に囲まれてこそいたが、俺たちの日常は変わらなかった。

あの日、異世界の向こう側から、未知なる侵略者がやって来るまでは……。

 □□□□

 日本、とある山中にて、世界の命運ツインテールをかけた決戦が行われていた。

「はあ、はあ、はあ」

 膝をつく1人の少女……テイルレッド。彼女の体力は、既に限界に達していた。

「惜しかったな……。確かに凄まじい力だ。だが……、我との戦いの年季の差が…………明暗を分けたな!!」

 彼女の前に立つ、身長3メートルはあろう体躯を厳しい鎧で包み、後頭部には金色の二房を靡かせている黒竜の怪人……「ドラグギルディ」が言い放つ。

「まだだ……」

 それでも、彼女は立ち上がろうとする。

「素晴らしき健闘だった!我が生涯最強の敵……そして、我が最高の想い人よ!!」

「くっ……!」

 彼女の手にしていた炎の剣、ブレイザーブレイドがドラグギルディの持つ乱れ刃の大剣に弾き飛ばされる。

 放物線を描き、大地に突き刺さる刃。

「さらばだ────―っ!!」

 ドラグギルディの大剣が彼女の脳天に振り下ろされる──はずだった。

「オーラピラー!!」

 テイルレッドの体を炎の柱が包み込む。

「むっ!?」

 本来、拘束用の補助技であるためあっさりと砕け散るオーラピラー、だが、かろうじてドラグギルディの大剣を弾き返す。

 ──そして、霧散する炎の中から現れたのは、右手にブレイザーブレイドを握ったテイルレッドだった。

「何ィ!?二刀だと!?」

「伊達にツインテールじゃねえ!ってな……!!」

 動揺するドラグギルディの肩口に二刀目のブレイザーブレイドが叩き込まれる。

「ぐあっ!!」

「ブレイク!レリーーーーーーズ!!」

 ブレイザーブレイドがドラグギルディの肩で変形し、炎を噴き上げる。

 真ん中から二つに割れ、巨大化した刃は傷口を広げていった。

「テイルレッドォォォォォォォォォォォォォ!!」

「グランドブレイザアァァァァァーーーーーー!!」

 袈裟懸けに振り下ろされる炎の剣。ドラグギルディの身体に炎のように赤く亀裂が走る。

「────―美しい……まさに神の髪……神、型……初めから一刀目は囮であったか……」

「いや、咄嗟の思い付きさ。二人守るんだ、二本剣が必要なのは道理
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