第一章「参戦!新戦士テイルドラゴン!」
第1話「参上!新たな戦士」
[2/12]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
係を進める為、何らかの手を加えるとしたら……それはきっと、俺自身にも彼女が出来てからだと思う。
まあ、そう言いつつも未だにアテはないんだけど……な。
──なんて、俺自身の恋愛事情はどうでもいいな。流してくれて構わないぞ。
まあ、そうゆう理由わけで俺と幼馴染の紹介は終わりだ。
色々と濃ゆい人達に囲まれてこそいたが、俺たちの日常は変わらなかった。
あの日、異世界の向こう側から、未知なる侵略者がやって来るまでは……。
□□□□
日本、とある山中にて、世界の命運ツインテールをかけた決戦が行われていた。
「はあ、はあ、はあ」
膝をつく1人の少女……テイルレッド。彼女の体力は、既に限界に達していた。
「惜しかったな……。確かに凄まじい力だ。だが……、我との戦いの年季の差が…………明暗を分けたな!!」
彼女の前に立つ、身長3メートルはあろう体躯を厳しい鎧で包み、後頭部には金色の二房を靡かせている黒竜の怪人……「ドラグギルディ」が言い放つ。
「まだだ……」
それでも、彼女は立ち上がろうとする。
「素晴らしき健闘だった!我が生涯最強の敵……そして、我が最高の想い人よ!!」
「くっ……!」
彼女の手にしていた炎の剣、ブレイザーブレイドがドラグギルディの持つ乱れ刃の大剣に弾き飛ばされる。
放物線を描き、大地に突き刺さる刃。
「さらばだ────―っ!!」
ドラグギルディの大剣が彼女の脳天に振り下ろされる──はずだった。
「オーラピラー!!」
テイルレッドの体を炎の柱が包み込む。
「むっ!?」
本来、拘束用の補助技であるためあっさりと砕け散るオーラピラー、だが、かろうじてドラグギルディの大剣を弾き返す。
──そして、霧散する炎の中から現れたのは、右手にブレイザーブレイドを握ったテイルレッドだった。
「何ィ!?二刀だと!?」
「伊達にツインテールじゃねえ!ってな……!!」
動揺するドラグギルディの肩口に二刀目のブレイザーブレイドが叩き込まれる。
「ぐあっ!!」
「ブレイク!レリーーーーーーズ!!」
ブレイザーブレイドがドラグギルディの肩で変形し、炎を噴き上げる。
真ん中から二つに割れ、巨大化した刃は傷口を広げていった。
「テイルレッドォォォォォォォォォォォォォ!!」
「グランドブレイザアァァァァァーーーーーー!!」
袈裟懸けに振り下ろされる炎の剣。ドラグギルディの身体に炎のように赤く亀裂が走る。
「────―美しい……まさに神の髪……神、型……初めから一刀目は囮であったか……」
「いや、咄嗟の思い付きさ。二人守るんだ、二本剣が必要なのは道理
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ