暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第64話 来たぜ、癒しの国ライフ!再生屋与作登場!
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赤の蝶について聞くとそれぞれの仕組みを教えてくれた。あれっ?でも祐斗と朱乃さんには両方止まったぞ?


「あれはマズイな、命にかかわる重体者には両方止まるんだ」
「そんな……」
「大丈夫です、二人はまだ生きていますよ。俺達は二人を助ける為にここに来たんです」
「イッセー……そうね、ここで悲しんでも意味なんてないわよね」


 悲しそうな表情を浮かべるリアスさんを慰める、気休めにしかならないだろうが彼女は笑みを浮かべて頬を叩いた。リアスさんの為にも二人を絶対に救わないとな。


 俺達は鉄平の案内でライフの町を歩いていくがあちこちに怪我人ばかりが歩いていた。


「怪我人が多いんだな」
「当然さ。ライフは世界中から重傷者や病気の患者が集まってくる、皆最先端の医療ではなく自然の癒しを求めて来る人ばかりなんだ」


 伊達に自然を使った医療で世界一になった国って訳じゃないんだな。こんなにも怪我人ばかりの光景を見たのは初めてだぜ、それだけの人が自然での医療を求めているってことか。


「あの大きな建物は何なの?」
「あれは総合病院だな。人工の薬や機械は一切使わない全て天然の自然物で治療を行う世界でも唯一のナチュラル医療機関だ」


 ティナが指さした建物は総合病院みたいだ。よく見ればあの病院もそこらにある建物も土や植物で出来ているな、鉄筋コンクリートみたいな人工物は殆どないみたいだ。


「こっちを通っていくぞ。近道なんだ」
「あら、大きなサメがいるわね」
「しかも背中に温泉があるぞ」


 近くの高台に上がると大きな川にこれまた大きなサメが何匹が泳いでいた、更にその背中には温泉があり多くの人がそこに浸かってのんびりとしていた。気持ちよさそうだな。


「あれは『温泉鮫』だな。へこんだ背中にクジラのような穴があってそこから温泉を出しているんだ」
「へー、でもいっぱいいるんだな。小さいのもいるぞ」
「温泉鮫の背中には『ドクターフィッシュ』がいて鮫によって様々な効果の魚がいてな、例えばあそこのサメには肌の汚れや古くなった角質を食べてくれる魚がいるんだ」
「あたしゃも偶に入浴しに来るじょ」
「節乃お婆ちゃんの美貌の秘訣って訳だな……あれ?ゾンゲ達が入っているぞ?」


 鉄平が教えてくれた温泉鮫の背中にゾンゲとその仲間たちがいた。姿が見えないと思ったらいつのまにか……それにしても騒いでいるようだけど何やってるんだ?


「どうやら集まっているドクターフィッシュに驚いているみたいだな」
「っていうかどんだけ集まっているのよ……」
「浸かっている部分にお魚さんがいっぱい集まっていますね」
「汚いにゃあ……」


 ゼノヴィアの言う通りゾンゲは自分の体に集まったドクターフィ
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