暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第64話 来たぜ、癒しの国ライフ!再生屋与作登場!
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ね」
「何がですか?」
「摂食注入でグルメ細胞を得るのは本当に難しいんだ。それこそセンチュリースープ級の食材を何回も食べなきゃまず無理だしそれでも数パーセントにも及ばない確率にゃん。白音もグルメ界に来てそんなにたっていないんだよね、なら摂食注入である可能性は低いと思うにゃん」
「グルメ細胞について詳しいんですね、姉さま」
「実はね、私もグルメ細胞を持っているんだにゃん」
「えっ……」
「何だって?」


 姉さまの突然の告白に私は思考を止めてしまいました、姉さまもグルメ細胞を持っている?


「私が初めてグルメ界に来た時に死にかけていたのはさっきの話で知っているよね。その際に節乃さんが作ってくれた料理を食べた瞬間、私の体内で何かが目覚めた感覚がしたんだ」
「それがグルメ細胞だと……?」
「うん。節乃さんにも確認してもらったから間違いないそうだよ」


 姉さまがグルメ細胞を持っているのには驚きました。でも確かにそれだと摂食注入にはなりませんね、だってたった一回の食事でグルメ細胞を宿せるとは思えないですから。


「じゃあ私がグルメ細胞を持っているのは摂食注入では無いと……?」
「断言はできないけど本当に低い確率でしか起こらない。広大な砂漠から一欠けらの塩を落としてそれを探し当てるよりも無理な確率だ」
「それは不可能に近いですよ……じゃあ何故私達にはグルメ細胞があるんですか?」
「……これも節乃さんから聞いた話なんだけどグルメ細胞を生まれながらにして持つ人間もいるらしいにゃん。何でも親にグルメ細胞が宿っていると子に受け継がれるとか……」
「そういや節乃お婆ちゃんがそんなことを言っていたな、詳しいことは聞けていないが……ふーむ」


 どうやら節乃さんは何かを知っているみたいですね、今は祐斗先輩と朱乃先輩の回復が優先なのでその話は流しましたがいつかはちゃんと聞いてみたいです。


「でもそれはグルメ界出身の人間の話、私達は異世界の存在にゃん。だから普通ならグルメ細胞が体内に宿っているのはおかしいと思うよね?」
「はい、それは私も思います」
「それで私、実は調べていたんだにゃん」
「何をですか?」
「私達のお父さん……小松の事をにゃん」


 姉さまから父様の話を聞いて私は驚いてしまいました。


「どうして父様の事を?」
「白音もお父さんから聞いたことがあるよね?自分が料理人として働いていた事、いつの間にか見知らぬ森にいた事を……これって異次元七色昆虫によって起きた出来事なんじゃないかな?」
「あっ……」


 確かにその可能性はあります。実際に私達も異次元七色昆虫のシュウとマイ、そしてエースによって異世界を移動しました。なら逆にグルメ界側の人が私達の住む世界に来る可能性だ
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