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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第64話 来たぜ、癒しの国ライフ!再生屋与作登場!
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side:小猫
「……という訳で私はイッセー先輩と食材探しの旅に出る事になったんです」
「そっか、イッセーと白音の旅はそこから始まったんだね」
「懐かしいな、思えばあの時小猫ちゃんとぶつからなかったらこうやって一緒に旅をすることなんてなかったんだろうな」
姉さまと再会できた私はイッセー先輩と一緒に今までの事を姉さまに話しています。まずはイッセー先輩との出会いとガララワニを捕獲するまでの事を話しました。
「白音とイッセーがそんな出会い方をしていたなんて……まるで運命ね」
「イッセー先輩とは赤い糸で結ばれていますから。でも姉さまがグルメ界にいたのも運命だったのでしょうか?」
「あはは、確かに異世界で再会できるとは思っていなかったから運命なのかもね」
本当にビックリしましたよ、まさか姉さまがグルメ界にいて節乃さんのお店で働いていたなんて普通は思いもしませんから。
「あっ、そうだ。私姉さまに再会できたらコレを返そうと思っていたんです」
私はリュックから父様の形見である包丁を取り出しました。
「それはお父さんの包丁……白音、持っていてくれたんだ」
「当然です、これは父様の大切な形見なのですから。姉さまがお守り代わりに置いていったものですが漸く返せる日が来ましたね。姉さま、受け取ってください」
私は姉さまに父様の形見である包丁を渡そうとする、でも姉さまは手を出してそれを止めました。
「白音、その包丁は貴方が持っていて」
「えっ、でも……」
「その包丁、私が貴方にあげた時から全く劣化していないにゃん。白音がちゃんと心を込めて手入れをしていたからそんなにも綺麗な状態になっているんだね」
「どんなに小さな道具でも心を込めて手入れして大事にする、それが父様の教えですから」
「それをキチンと守れる人って実は少ないんだよ。その包丁はもう白音を主だと思っているはずだにゃん、だからその包丁は白音が使うべきだよ」
「私なんかが父様の包丁を使ってもいいのでしょうか……?」
「自信をもって、白音。お父さんだってソレを望んでいるはずにゃん」
「俺もそう思うぜ」
私はジッと父様の包丁を見つめます、すると包丁がピカッと光りに反射して輝いて見えました。私はそれがまるで父様の答えだと思い包丁をしまいました。
「分かりました、姉さまや先輩がそう仰ってくださるのならこの包丁は私が使い続けさせてもらいます」
「うん、それが良いにゃん」
父様の包丁を受け継いだからには私も本格的に料理人を目指してみたいです。姉さまは節乃さんの弟子ですし今度食材の調理の仕方について聞いてみよう。
「と・こ・ろ・で……」
「はにゃ!?ね、姉さま!?」
「うおっ!
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