第64話
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を構えてオーレリア将軍達に忠告した。
「フッ……」
「……情報局の連絡通り、揃い踏みですね。」
「ああ…………皇帝暗殺未遂班、アッシュ・カーバイドと重要参考人である紅き翼と帝国解放戦線リーダー、クロウ・アームブラスト、メンフィル帝国皇女”殲滅天使”レン・H・マーシルン。そして武装蜂起の疑いで指名手配中のミルディーヌ公女。全員騒乱、反逆等の数多の罪状により捕えさせてもらう。――――――先に言っておくが幾ら”蒼の騎神”を呼ぼうと、呼んだ瞬間に撃墜の用意がある。」
オーレリア将軍が余裕の笑みを浮かべている中部下の一人が呟いた言葉に頷いたミハイル少佐が宣言すると機甲兵達が一斉に銃を構え、更に別の方向から現れた鉄道憲兵隊が一斉にスナイパーライフルを構えた。
「ミハイル少佐達と機甲兵を含めた別働隊の狙撃部隊による二段構えか……」
「チッ……あれじゃあ、オルディーネ達を呼んだ瞬間蜂の巣になるのは目に見えているな。」
周囲を見回したオーレリア将軍が不敵な笑みを浮かべている中クロウは舌打ちをし
「付近の極秘路線にTMPによる高射砲も展開している。その揚陸艇で脱出しようとしても逃走は不可能だと考えて頂こう。……騎神と機甲兵を協力させたとしてもな。」
「流石にバレてるようだね……」
ミハイル少佐の宣言にアンゼリカは厳しい表情をした。
「フフ…………そろそろ頃合いのようですね。」
「信号弾だと――――――!?」
そして意味ありげな笑みを浮かべたミュゼが自身の得物である魔導騎銃で空に信号弾を打ち上げ、それを見たミハイル少佐が驚いたその時、ヴァイスリッターとエル・プラド―が突如機甲兵達の背後に現れてそれぞれ奇襲した!
「六の型――――――竜破斬!!」
「崩れなさい――――――ブレイクニードル!!」
「え――――――」
「ガフッ!?」
ヴァイスリッターに奇襲された機甲兵は操縦席があるヘッドの部分が一刀両断され、エル・プラドーに奇襲された機甲兵は鋭い突きによって操縦席ごと貫かれてそれぞれの操縦者は絶命した!
「な――――――」
「神機に金の騎神――――――エリゼとエリスだと……!?」
「いや――――――」
突然の出来事にミハイル少佐が絶句している中クロウは驚きの声を上げ、何かに気づいたアンゼリカがある方向に視線を向けるとユリーシャの転位魔術によってクルト、アルフィン、アルティナ、メサイアがユリーシャと共に狙撃部隊の背後に現れた。
「ブリューナク起動、照射!!」
「――――――!!」
「光よ――――――イノセントレイ!!」
「裁きを――――――光焔!!」
「ぐあっ!?」
「ががっ!?」
「くっ……目が……っ!?」
アルティナの指示によってクラウ=ソラスは収束したレーザーを放って撃部隊にダメージを与えると共に怯ませ、更にそ
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