第64話
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アンゼリカの推測に意味ありげな笑みを浮かべて答えたレンの説明を聞いてある事に気づいたトワは複雑そうな表情をし、フィーは真剣な表情で続きを口にした。
「ハッ、いくらあのリア充野郎でも、最初から自分を利用する事が目的とわかっていたら相手にしないんじゃねぇのか?」
「それにエリゼもそうだけど、ミュゼの事をよく知っているエリスやアルフィン皇女もそんな事、許さないんじゃないの?」
「フフ、その件に関しての心配は無用ですわ。――――――”リィン大佐達には既にわたくしの目的を打ち明けた上でわたくしがリィン大佐の側室の一人にして頂く事を希望している事も既にお伝えし、リィン大佐やエリゼさんもそうですがエリス先輩達もそれを知ってもなお、わたくしによるリィン大佐へのアプローチも黙認してくれていますわ。”」
「ええっ!?エ、エリゼちゃん達が!?」
「クスクス、一体どうやってエリゼお姉さん達を説得したのか、個人的には気になるけど…………”邪魔者”が来ちゃったから、お話はここまでね。」
「何…………ッ!?」
クロウとフィーの指摘に対して答えたミュゼの驚愕の答えにトワは驚きの声を上げ、レンはからかいの表情でミュゼを見つめたがすぐに意味ありげな笑みを浮かべてトワ達にとって驚愕の言葉を口にし、それを聞いたアッシュが驚きの声を上げて周囲を見回したその時
「――――――今だ!奴らを包囲せよ!!」
「イエス・サー!!」
男性の号令の元、軍人達や機甲兵がトワ達を中心とした全方位から現れてトワ達を包囲した!
「あの軍服は……!」
「TMP――――――”鉄道憲兵隊”……!」
「ど、どうして”鉄道憲兵隊”がこんな所に……」
軍人達の軍服を見て軍人達が鉄道憲兵隊である事に気づいたアンゼリカとフィーは厳しい表情を浮かべ、トワは不安そうな表情をし
「鉄道憲兵隊……ああ、そういえば本来の歴史の時も”黄昏”後はトールズ本校側についた元第U分校の主任教官にして鉄道憲兵隊所属のミハイル少佐も皇太子達と共に現れた話もあったわね。それを考えると赤い星座だけじゃなく、鉄道憲兵隊が現れてもおかしくなかったわね♪」
「それをもっと早く言えっつーの!?」
「フフ、内戦でも見た顔だな。――――――確か名はミハイル・アーヴィング大尉――――いや、今は”少佐”に昇進したのだったな?」
鉄道憲兵隊を見回して呟いたレンの言葉を聞いたトワ達がそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中クロウは顔に青筋を立ててレンに指摘し、オーレリア将軍は静かな笑みを浮かべて指揮官らしき男性を見つて問いかけた。
「ええ、オーレリア・ルグィン元将軍どの。紅き翼ともども、無駄な抵抗はやめていただきましょう。」
オーレリア将軍の問いかけに答えた男性――――――ミハイル・アーヴィング少佐はスナイパーライフル
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