スーパーロボット大戦OGs
0016話
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、希望配属先の用紙には特に無しと書いて提出した。
元々シャドウミラーに所属予定だったのだし、変に他の部隊を希望してそこに配属されたら笑い話にもなりはしない。
「確かに希望は特にありませんでしたが。ちなみにヴィンデル中尉の部隊はどのような部隊になるのでしょうか?」
「……ふむ、そうだな。確かにその辺りの説明をしないで引き抜くというのは横暴か」
数秒考えるように目を閉じるが、すぐ決断したのか説明する気になったようだ。
「本来ならその辺は秘密なのだから、もし私の部隊に配属を希望しない場合でもここで今から私がする話は一切他言無用だ。もし情報が他に漏れた場合はそれ相応を対処を取る事になると思うが、それでも構わないか?」
1つ頷き、それを俺の返事とする。
「いいだろう。正式名称はまだ決まっていないが基本的に少数精鋭の部隊となる予定だ。主な任務はいわゆる特殊任務となる。つまりは特別任務実行部隊だな」
「特別任務実行部隊」
「そう。そして私はお前をその部隊の実働部隊。これは特殊処理班という名称になるが、その隊長としてスカウトしにきた訳だ」
「!?」
いきなり隊長!? てっきり、普通のメンバーとしてスカウトされた後に経験を積んでから昇格するものだとばかり思っていたんだが。
「いきなり実働部隊の隊長、ですか?」
「なに、そう驚く事もないだろう。お前の成績は知っている。このジュネーブ士官学校で50年に1人の天才と言われているのだろう?」
50年に1人の天才。面と向かって言われた事がある訳じゃないが、教官や後輩達からそんな風に言われているというのは知っている。
確かに元々のアクセルの潜在能力に転生時にもらったチート能力がある今の俺はそういう風に言われてもおかしくないのかもしれない。
だが……
「確かに才能はあるかもしれませんが、士官学校の生徒である以上肝心の経験が圧倒的に足りません」
「普通の奴ならそうだろう。だが、お前は違う……いや、少なくとも私の目にはそう見える。もしそれが原因で何か事が起きてしまえば、それは私に人を見る目が無かっただけだ。それに新設の部隊だけに迂闊な奴は引っ張って来れん。変な政治色の付いていない奴が必要なのだ。そしてそれに実力があれば尚良い」
正直、何故ここまでヴィンデルが俺を評価しているのかは疑問だ。
ただ折角のチャンスだし、このまま飛びつくか? それとも、少しでも俺の価値を高める為に多少は引いた方がいいのか。
「さて、大体私の考えは話したが……どうするかね?」
ヴィンデルの言葉に数秒迷うが、結局俺は自分の勘を信じて口を開いた。
「分かりました。経験不足のこの身でどこまで出来るか分かりませんが、部隊へのお誘い、引き受けさせて貰います」
「そ
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