066話 文化祭編・開催3日目(01) 対策会議
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思考にならざるえなくなってきた。
ネギ君達が超の策略によって飛ばされてしまったという一週間後の未来での出来事。
魔法が世界に完全にバレて魔法先生及び魔法生徒達は責任を取らされてオコジョの刑にされる、他にもあるがかなりひどい世界になり果てていたという。
それを全部聞き終えて、
「なるほど…………大変だったんだな、お前達。その世界でも俺は力にはなれなかったのだろう?」
「そ、そうですね…士郎さんも負けてしまったらしいですから」
「シロウも負けちゃったんだ…」
「ってことは俺も負けたのか?」
ひどく驚いている姉さんとランサー。
それとどこか言い淀む刹那。なにかまだ俺に対して隠し事があるようだな。
それにしても、超はやはり天才だったわけか。
一般人も巻き込んで手を出せない魔法使い達の行動を制限し、さらには時間跳躍弾を使って強制的に退場させるとは…。
「その、士郎さん……」
「なんだ、アスナ?」
「そのね……まだあってね」
どこか泣きそうな顔になっている。
見れば他の子達もだ。
「アスナ!! ダメや!!」
「このか!? で、でも!!」
「これだけはダメや! イリヤさんと約束したやろ!!」
未来の姉さんと…?
なにやら一番重大そうな事なんだろうな。
今はどうやら俺がいては邪魔だろうと感じた俺は、
「……わかった。少し外に出ていよう。姉さん、それにランサー、みんなの俺に話せない話を聞いてやってくれ」
「わかったわ、シロウ」
それで俺は一回席を立ったのであった。
◆◇―――――――――◇◆
side 衛宮イリヤ
さて、シロウも出ていったことだし、コノカ達の残りの話を聞かないとね。
「それでコノカ。それにみんな。シロウに話せないってことはなんなの…?」
そう聞いてみたのだけど、そこでコノカが涙を流しながら私に抱き着いてきた。
どうしたのかしら? こんなに涙を流して震えているなんて…。
「どうしたの…? 落ち着いてゆっくりと話してちょうだい」
「はいな…」
それでコノカ達の話を聞いていくうちに私は脳内が怒りに満ちていく錯覚を覚えてきた。
コトミネが生きていて、それだけならまだしも私の意識を乗っ取ってランサーに令呪で命令してシロウを殺させた、ですって…?
「悪い冗談ね…」
「ですが!」
「分かっているわ。みんなが嘘をついていない事は必死な顔を見ればわかるわ。それだけに腹立たしいのよ…。コトミネ、よもや私の大事なシロウを殺すだなんて…………フフフフ。どう料理してあげましょうか…?」
「奴を殺すなら任せな…あんときのツケをさらに倍にして殺してやるぜ…」
「フフフ……そうね、ランサー」
ランサーもいい感じに
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