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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十三話
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ゆっくりと俯いていた顔を上げ僕を見てそう聞いてきたカノンノ。彼女の書いた風景……僕が居た世界では少なくとも…それを僕を見たことはない。
僕はカノンノのその問いに小さく首を横に振った。


「そっか……少し残念だな…」


「ごめん……力になれなくて」


僕の返答に落ち込んだ様子を見せるカノンノにそう頭を下げるとカノンノは『ううん』と首を横に振った。


「衛司のせいじゃないよ。……ただ、これで衛司が私の絵を見なくなるって思うと…ちょっと寂しくて…」


「そっか……ん……?」


僕が小さく頷いていると不意に、カノンノの言葉に引っかかった。


「…カノンノ、僕がカノンノの絵を見なくなるって……?」


「ぇっ……だって……私の絵はあくまで…衛司やメリアが見て、記憶の手掛かりになればってものだったから……別の世界から来てた衛司や、ディセンダーだったメリアは……もう見る必要がないんだなって思って……それで……」


そう言いながら徐々に声が小さくなっていき再び俯いていくカノンノ。
その姿が、いつものよりどこか弱々しく見えた僕は一度溜め息を吐くと……


「――この…考えすぎっ子っ!」


「――ぁいたっ!!?」


俯いたままの彼女の額やや上に向けデコピン(ちょっと強め)を放った。
突然の事に僕の指が直撃した額を抑え、カノンノも流石に驚いた表情で顔を上げた。



「……僕に記憶があって、別の世界から来たからって、メリアがディセンダーだったからって…僕達がカノンノの絵を見なくなる理由にはならないよ」


「ぇ……でも……もしかしたら……本当に無い風景かもしれないんだよ…?」


僕の言葉に驚いたままの表情でいるカノンノ。だが、それは徐々に寂しげな表情となっていき、そう言葉を出す。
今まで彼女自身があると信じ続け、『この風景は無い』と一言も言った事がない彼女から出た言葉。
……それは、多分、今までこれだけ様々な場所を見て回って、その風景がいまだに一つも見つからない現実から出た彼女の不安の言葉なのだろう。



「……絶対ある」


「ぇ……?」



「初めて絵を見せてくれた時にも僕は言った筈だよ。カノンノがあんなに綺麗に、鮮明に描けてる風景を『嘘』だとか『有り得ない』だとか言わないって。だから、僕は絶対にあるって信じてるし……見つかるまで僕も一緒に手伝うって。…だから例え、言い出したカノンノが途中で諦めそうになったって、僕が絶対に諦めずに一つでも見つけて、カノンノの手を無理やりにでも引っ張ってみせるよ」



弱々しく見える彼女に、僕はそう思った言葉をそのまま出し、言い終わると笑って見せる。
それが僕なりに出来る、彼女を安
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