暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19私だって負けてらんない〜to recieve training 2〜
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ルはバッと体の向きを変えて、こっちに向かって突っ込んで来た「セレス執務官!」の両手をバシッと鷲掴んだ・・・かのように見えた。それは一瞬。セレス(呼び捨てでも良いって言うしね)の姿が掻き消えて、ルシルの背後に回っていた。

(魔法でもスキルでもない純粋な身体能力だけであの高速移動。使い方は馬鹿だけど)

「ちくしょう、今日も避けられなかった・・・」

セレスに抱き締められて項垂れてるルシル。フェイトには見せられないよね。そんな2人を見て苦笑してると、「高町」って呼ぶ男性の声が。そちらに目をやると、なのはが「アレッタ三佐! お疲れ様です!」って敬礼した。

「ああ。早速だがオフィスへ。本日の任務のブリーフィングを行う」

「了解です! えっと、シャルちゃん、ルシル君、はやてちゃん、シャマルさん、ザフィーラ、それにセレスさん、私は先に」

アレッタ三佐っていうなのはの上司らしい男性と一緒に去っていくあの子に、「いってらっしゃい!」私たちは手を振って見送った。

「ルシル。今日の抱き心地も素晴らしかった。さてと。じゃ、はやて達も行こうか」

「え?」

「八神家諸君。本日より事件解決までの間、あなた達の上官となるセレス・カローラ執務官兼特別捜査です。よろしく」

ルシルから離れるとセレスははやて達に敬礼して、「シグナムとヴィータも待ってるから、第8ブリーフィングルームに行こうか、諸君」そう言って踵を返した。

「了解です!」

「了解です! それじゃシャルちゃん、ルシル君、またな!」

はやて達とも別れた私とルシルは、ミッドの次元港行きの船に乗って1時間半。到着した第1ロビーで、「ルシル兄〜!」と「シャルロッテちゃ〜ん!」っていう呼び声が掛かった。

「スバル? それにギンガも。どうしたんだ2人とも?」

「フィディ一尉!」

ルシルのところには女の子が2人(背の高いのがギンガ、小さいのがスバルね)、私のところには首都防衛隊第2班の隊長を務めるフィディ・A・リヴォルタ一等空尉が駆け寄ってきてくれた。

「お疲れ様です、一尉!」

「はい、お疲れ様です、シャルロッテちゃ・・・コホン、候補生」

一尉と敬礼をし合って、「近くに車を停めているから、行きましょうか」一尉がそう言いつつルシルにも敬礼してから、エントランスに向かって歩き出した。

「ルシル。また来週ね♪」

ギンガって子に、クイント准尉はどこか?って聞いてるルシルにウィンクすると、ルシルが「ああ。気を付けてな」気遣いの言葉を掛けてくれた。そんなルシル達を置いて私と一尉は外に出て、一時駐車用のロータリーに停められた車に乗り込む。

「おはよう、シャルロッテ君」

「おはようございます、イーゾ二尉」

運転席に居るのはイ
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