暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19私だって負けてらんない〜to recieve training 2〜
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そやろ〜? リハビリは大変やったけど、走れるくらいに回復したからな」

はやてが短い距離をダッシュ、そして戻ってきた。長い間、車椅子生活を送っていたはやてだったけど、今は車椅子も杖も必要ないくらいに自由に歩けるし、走れもする。走る速さならなのはより速い。陸士訓練校で鍛えたなのはにすら勝てるんだから、はやての地力に感服するよ。

「シグナムとヴィータは、向こうで合流なのか?」

「そうなんよ。2人は優秀やからね。わたしら八神家の保護責任者になってくれたレティ・ロウラン提督が、少しでも管理局従事の期間が短くなるように便宜を図ってくれて、シグナムとヴィータ二仕事を回してくれるんよ。そやけどその分、2人と一緒に過ごせる時間が減ってしもうてな」

「私は医務局の医務官、ザフィーラは警護課の要人護衛官なんだけど、シグナムとヴィータちゃんよりははやてちゃんのお側に付けるんだけど・・・。それでもやっぱりはやてちゃんを独りきりにしちゃうこともあって・・・」

「大丈夫やって、シャマル。みんながうちに来る前も、わたしは独りやったし。それに、みんなが居らん日はすずかちゃんやアリサちゃんのお家でお世話になってるし」

シャマルが心底困ったように右手を頬に添えて嘆息1回。そんなシャマルに笑顔を向けるはやて。本当は私やなのは達も、ひとり留守番するはやてを泊まらせることは出来るんだけど、私たちが局の仕事に行ってる間は結局はやてを独りにしちゃうからね。一般人なすずかやアリサの家に寝泊りする方がはやてのためになる。

「でも寂しいんです〜」

「よしよし」

えーん、って泣いてる仕草をするシャマルの頭をはやては撫でて、「わたしも寂しいけど、頑張らなアカンよ」胸元から剣十字のペンダントを取り出した。

「リインフォースがくれた未来や。今は寂しくても、精一杯生きてかな・・・な」

半年前に旅立った“夜天の書”の管制人格、リインフォース。はやてが紐を通してペンダントにしてる剣十字は、“夜天の書”の表紙の装飾だったもので、アインスの形見のようなものだ。シャマルがその剣十字を見て、「はやてちゃん・・・。はい、そうですね」寂しそうに笑った。
それから改めてハラオウン邸のあるマンションへと向かって、その姿が視界に入り始めた頃・・・

「あ、シャルちゃん! ルシル君、はやてちゃん、シャマルさん、ザフィーラ!」

マンション前に居た「なのは!」が大手を振って私たちを出迎えてくれた。私はなのはに駆け寄って、「おはよう、なのは!」朝の挨拶とハグをすると、「にゃはは! おはよう、シャルちゃん!」ハグを返してくれた。

「なんやシャルちゃんはホンマになのはちゃんが好きなんやな〜♪」

「うん、好き!」

「私も、シャルちゃんのこと好きだよ〜♪」


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