暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep19私だって負けてらんない〜to recieve training 2〜
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て婿にしなさい」

「女子高生に言うようなセリフじゃないよ、お母さん・・・」

姉さんは美由希姉さんと同じ風芽丘学園っていう、隣街にある高校に通ってる2年生で、陸上部のエースだ。

「頭はちょっと残念だけど、運動神経や性格は良いんだからモテるでしょ? 良い人見つけなさいね」

「いろいろと聞き捨てならないことを聞いたけど、モテるのは確かだから悪い気はしない」

腕を組んで、むっふぅ〜、と満足気な姉さん。ルシルと一緒に小さく笑っていると、「お待たせ〜」母さんが私の分の朝ご飯を持って来てくれた。手を合わせて「いただきまーす!」をして、味わいながらも急いで食べる。

「あんまり慌てなくていいぞ、シャル。フェイト達との集合時間までまだ余裕がある」

「判ってないな〜。女の子は、出掛けるにもいろいろ準備が要るんだよ〜」

「10歳の子供がなに言ってんだか」

「んにゃ〜、食べてるのに頭をグリグリするな〜」

食べ終えた食器をキッチンに置いて戻ってきた姉さんが、「生意気だぞ〜」って私の頭を鷲掴んでぐわんぐわん揺らしてきた。

「あはは。ごめん、ごめん。洗面台、先に借りるね〜。お母さん、ごちそうさま〜」

そう言ってダイニングから出てった姉さんを見送り、ルシルも「ごちそうさまでした」食器を母さんの元まで持って行くと「手伝うよ」ってお弁当を作ってくれてる母さんの隣に立った。

「あら、ありがとう、ルシリオン。それじゃあお願いしようかな」

食器を洗い始めるルシル。だから私も慌てて食べ終えると食器を流し台の中に置いて、ルシルの隣に立って「ごちそうさま! 手伝う!」洗い終えた食器を布巾で拭き始める。

「あらあら。ちゃんと飲み込まないと。はしたないわよ、シャルロッテ」

今なおモグモグしてる私の様子に苦笑する母さん。それから私とルシルは、お弁当を作る際に使った調理器具なども洗い終えて、母さんから「ありがとう、2人とも」ハグと頭ナデナデのご褒美を貰った。

『こういうのも悪くないでしょ、ルシル?』

『まあ・・・あぁ、そうだな。うん、悪くない』

私もルシルも本当の両親からはあんまり愛情を注がれなかった。だから高町家から家族愛を貰えて、本当に嬉しかった。ルシルも、フライハイト家で少しでも家族愛を感じてくれたら嬉しいな。
朝ご飯とその片付けを終えて、集合場所のハラオウン邸に向かうために最後の準備も済ませる。私は向こうで着替えるための陸士隊制服や貴重品を入れたスポーツバッグ、ルシルも制服に貴重品、あとミッドに滞在するための1週間分の着替え。

「よし、準備万端! ルシル、そろそろ出ようよ」

「ああ、そうだな」

「あ、ルシリオン、ちょっと待って。忘れるところだったけど、ナカジマさんへのお土産用
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