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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十九話 決戦!!ヴァーミリオン星域会戦です その2
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やはりこの人は天才なのだわ。私たちでは到底予測できない高みを見渡せる人)
一瞬彼女はしみじみとそう思ったが、すぐに現実に立ち返った。ここで自由惑星同盟の艦隊を逃がしてしまうことは、原作におけるイゼルローン要塞の革命軍のごとく障害となって残ることを意味する。
「閣下。自由惑星同盟艦隊を、とりわけシャロンやヤン・ウェンリーを逃がすことは、後々の禍根となります」
イルーナが話しかけると、
「承知している。私ほど彼奴等の恐ろしさを知っている者はいない・・・」
一瞬ラインハルトの目が細くなった。
「フロイレイン・フィオーナ、ロイエンタール、ビッテンフェルトに指令。私と共にシャロン、ヤン・ウェンリーを追尾、これを捕捉して徹底的に殲滅せよと伝えよ。他の艦隊は残敵掃討に当たれ」
やはりラインハルトは勝利をしても、油断はしていない。自由惑星同盟の艦隊は2万足らずにまで減少したとはいえ、まだまだ余力を隠しているのかもしれないからだ。
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