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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十九話 決戦!!ヴァーミリオン星域会戦です その2
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し体勢を立て直すことができた。
ルッツ、バーバラ両艦隊は目の前で戦っていた3艦隊がワープしてしまったことに唖然とし、次に戦慄を覚えた。彼らの狙いがはっきりしたからだ。いくら本隊が2万隻を上回っているとはいえ、3個艦隊5万に襲われたらひとたまりもないではないか。
「閣下を死守しろ!!」
ルッツは陣形の乱れもそのままに急ぎ本隊に合流すべくワープ態勢に入った。バーバラもである。
ラインハルト艦隊は3艦隊の猛攻にさらされていたが、彼は孤立無援ではなかった。なぜならメックリンガー艦隊が予備兵力として控えており、彼の参戦と痛撃によってモートン艦隊は手痛い打撃を受けてその活動が鈍ったのである。
だが、それでも彼我の戦力の差はどうしようもなかった。じわじわと押されていくラインハルト艦隊とメックリンガー艦隊。誰もが戦線が崩壊しつつあることを悟っていた。
と、その時、イルーナが初めて動いた。
「閣下」
ラインハルトがわずかにうなずいた。この瞬間イルーナが自ら迎撃の指揮を執ることになったのである。
「全艦隊、主砲をE2に向けて、集中射撃!!」
「かん制機雷、射出!!」
「ミサイル、敵の先頭集団に集中攻撃!!」
イルーナの戦法は敵の火力を削ぎ落し、かつ敵に有効な砲撃位置につかせないというフィオーナの戦法をそのまま踏襲したものであるが、フィオーナの教官であるだけにそれはより一層効率的かつ敵に破壊的なダメージを与えていた。
イルーナは総参謀長として自ら指揮を執り、緩急巧みな指揮により3艦隊の猛攻を三度にわたって退け、損害を与え続けた。
イルーナ・フォン・ヴァンクラフトが本気を出したのは、これが初めてだと後々フィオーナやティアナ、そしてラインハルトまでもが話のタネにのぼせた。それほど彼女の様相は鬼気迫るものだったし、事実彼女の麾下の直属艦隊がこの戦局下にいないにもかかわらず、わかりやすく効果的な指令は全軍に波及して、誰もが彼女の指令に従って対処したのである。
中でも敵の予測砲撃開始地点を一瞬で計算し、それを狙った戦艦による徹底した集中攻撃と、ワルキューレ部隊の前衛艦隊への強襲、そして間断なく放たれるアースグリム改級の超波動砲の斉射のタイミングなどは、誰もが驚嘆する腕前だった。
だが、勢いに乗る3艦隊の猛攻は止まらない。彼我の損害も著しく増えてきていた。
■ シャロン・イーリス
勝ったわ。3艦隊の奮戦でラインハルト艦隊は崩壊しつつある。メックリンガー艦隊も同様よ。ここまで長かったけれど、ようやく引導を渡すことができる。今度はあなたたちが地獄に行く番よ。イルーナ、アレーナ、フィオーナ、ティアナ、そして、ラインハルト。
死になさい!!!!
* * * * *
「閣下」
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