暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE24『終焉の追走曲』
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てガングニールの一部と融合する切っ掛けとなったコンサートの、偶然にも響が生還したことで世間から批判された出来事を引き合いに出す。
「どうしてそんなことを言うの!?」
響は、自分に世界を護る力をくれた一件を批判され、怒る。すると、巨大な地響きが起きて、二人が窓から外を観ると、キャロルの牙城たるチフォージュ・シャトーがそこには鎮座していた。
「あれは!?」
響は驚いて外に出る。すると、シャトーからキャロルが降りてくる。
「キャロルちゃん!」
「立花響、オレは今日、奇跡を殺す!」
キャロルはダウルダヴラを取り出す。それを見て響もペンダントを取り出す。すると、
「いいのか?その男の前でシンフォギアを使って?」
キャロルは言う。響が後ろを振り向くと、携帯のカメラモードを開いて響の姿を録画しようとしている晄がいた。
「その男はお前のことを子供とすら思っていないようだな。」
キャロルは煽る。その言葉に響は戸惑う。すると、
「響さん、ここは僕に任せて下さい!」
【CHANGE RIDE-AMAZONS DRIVER TYPE ALPHA-】
アマゾンズドライバーを装着した雅が現れる。
「雅か。よくもオレを騙してくれた。」
「これが、僕の使命なので。」
〔アルファ…〕
雅はアマゾンズドライバーのグリップを捻る。
「アマゾン。」
〔wild!wi wi wild!〕
雅は赤い炎に包まれ、仮面ライダーアマゾンアルファに変身する。
「…パパ!?」
その様子を見たキャロルはかつて父親が火刑にされた時のことを思い出し気が動転してしまう。
「行くぞ。」
アマゾンアルファは素早く動いてキャロルに近づき、殴りかかるがキャロルはそれを避け続け、キャロルは防戦一方になる。
「凪風さん!」
響は話しかける。すると、
「話しかけてこないでほしい!」
アマゾンアルファは反応する。
「えっ…」
「僕が今使わせてもらっているこの力は、確かに強い。だけど、一つだけ困った部分があって、その代償で食人衝動にかられてしまう。だから、今は黙っていてほしい。」
アマゾンアルファは強い精神力で本能を押さえ込んでキャロルとの戦闘を続行する。
「なかなかやるではないか。だが、これならどうだ!」
キャロルはそう言うと、響目掛けて火焔弾を放つ。
「しまった!」
アマゾンアルファはそれを追いかけようとするが、それをキャロルが妨害する。すると、晄はそれを庇うように響を抱きながら飛び込んで避ける。
「お父さん…大丈夫!?」
「ああ。平気、へっちゃらさ。」
晄は笑顔で答える。
(そうだ。私が普段言っていたあの言葉、お父さんが私にくれたものだったんだ!)
響は、自分の普段の口癖を思い出す。
「ところで、どうして響さん達の行動が全て解っていた!」
「何の
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