暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第63話 姉妹の再会!黒歌の過去と向かうは再生の国ライフ!!
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ゃいました」


 節乃お婆ちゃんの話に出てきたブランチや妖食界についてゼノヴィアとイリナが質問してきたので俺はそれらについて説明する。それを聞いていたアーシアはこっちの世界にも妖怪がいる事に驚いていた。


「じゃがあたしゃはクロが何も言ってこない内は見守ることにした……いやしたかったんじゃろうな」
「どういう事だ?」
「あたしゃもクロと一緒に生活をしてきていつしかクロを本当の娘のように思っていたんじゃ。じゃからクロがどこかにいってしまうのがとてもツラくてのう、クロが何かを抱えていて相談しない事を利用してあたしゃは何もしなかったんじゃ。美食人間国宝などと言われても結局は自分の欲を優先する俗物でしかなかったんじゃよ。黒歌、小猫、本当に済まなかったねぇ……」
「せ、節乃さんは何も悪くないにゃ!私が一歩を踏み出せなかったから……何もしなかったのが原因だにゃ!だから……!」
「姉さま」



 激情していく黒歌を止めたのは小猫ちゃんだった。


「白音……」
「姉さま、姉さまは一人で背負い込みすぎなんですよ。自分だけでどうにかしようとしても人間や妖怪なんてちっぽけな存在です、失敗もするし間違いも犯します。だからそんなに自分を責めないでください。私は姉さまに会えただけで本当に嬉しいんですから」
「で、でも……」
「私はずっと姉さまに守られてきました。私が弱かったから姉さま一人に背負い込ませてしまったんです。でも……」


 小猫ちゃんは黒歌の両手を取るとニコッと笑みを浮かべた。


「今は少しだけですが強くなれました、今度は私が姉さまを守る番です。だからもう自分を責めるのは止めてください、私は姉さまには笑っていてほしいんです」
「白音……ぐすっ、本当に大きくなったんだね。体だけじゃなくて心まで……」
「皆のお蔭です」
「そっか。大切な仲間が出来たんだね……」


 黒歌は俺達の方に視線を向けると深々とお辞儀をした。


「リアス、それに皆さん、白音を守ってくれて本当にありがとう。心から感謝します」
「お礼なんていらないさ、仲間を助けるのに理由なんて必要ない。そうだよな、皆?」
「はい!勿論です」
「私にとって眷属は家族よ。小猫の姉である貴方もね、黒歌」


 俺がそう言うとリアスさんやアーシア達は全員が頷いた。今は意識の無い祐斗に朱乃も俺達と同じ気持ちのはずさ。


「さあ暗い話はここまでにして小猫ちゃんと黒歌さんが再会できたことを皆で喜ぼうぜ!」
『おーっ!』


 そしてティナやマッチ達も呼んで皆で食事を取ることにした。 


「お待ちどうさま!腕によりをかけて作ったにゃん、いっぱい召し上がれ!」
「おおーっ!美味そうだぜ!」
「へっへっへ、食いまくってやる
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