暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第63話 姉妹の再会!黒歌の過去と向かうは再生の国ライフ!!
[5/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
物が落ちたような表情だった。


―――――――――

――――――

―――


「ご迷惑をおかけしました……」
「時間をかけてごめんなさいにゃ……」


 暫くは二人きりの時間を堪能していた二人だったが落ち着いたのか息の揃った謝罪をしてくれた。


(でも手は離していないんだよな……まあたった二人しかいない家族だし離れていた分一緒にいたいんだろう)


 二人の手は強く結ばれており絶対に離さないぞという気迫さえ感じた。ずっと離れ離れだったんだ、偶然出会えたとはいえああなってしまうのも無理はない。


「マッチ、滝丸。済まないが……」
「込み入った話があるんだろう?分かってるさ」
「僕達は別室に行っていますね」
「済まないな」


 今から異世界について話すのでマッチ達に席を外してもらった。グルメ界には妖怪もいるので悪魔の事は話せたが流石に異世界についての話をマッチ達に聞かせるわけにはいかないからな。二人も察してくれたのでありがたい。


「えー、あたしはいちゃ駄目なの?何だかスクープの話っぽいのに……」
「ほら、行きますよ」
「やだやだー!」


 ティナは滝丸に連れられていった。ゾンゲとその子分は別室で寝ているので既にここにはいない、マッチ達が退室したのを確認してから本題に入った。


「それで……黒歌さん?でいいのかな。君はどうしてグルメ界にいるんだ?」
「あなたは白音のお仲間さんだよね。じゃあ私達の事は白音から聞いているの?」
「ああ、親を失った後に悪魔に襲われて小猫ちゃんを助ける為に君は上級悪魔を傷つけて追われるようになったんだろう」
「うん、そうなのにゃ。私は白音と一緒に逃亡生活を送っていたんだけど日に日に追跡の手が強くなっていって私一人ではどうしようもなくなってきたんだにゃ。苦肉の策として悪魔の中でも情に厚いというグレモリー家に助けを求めたんだにゃ」


 うん、そこまでは小猫ちゃんから聞いた通りだな。


「そういえばリアスさんは黒歌さんの事は知らなかったんですか?」


 小猫ちゃんの主であるリアスさんなら黒歌さんを知っていたんじゃないのか?特に反応が無かったので俺は確認してみた。


「私が小猫と出会ったのはお兄様に紹介されてだから黒歌さんの事は話しでしか聞いてないわね。なにか見た事のある猫耳ねとは思っていたけど……まさかクロさんが小猫のお姉さんである黒歌だとは思わなかったわ」
「私が交渉したのは魔王サーゼクス・ルシファーだったからリアス・グレモリーとは会っていないにゃ」
「黒歌さん、そんな長ったらしいフルネームじゃなくてリアスで良いわよ」
「えっ、そう?なら私も黒歌で良いにゃ」


 二人の説明を聞いて俺は納得した
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ