暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第63話 姉妹の再会!黒歌の過去と向かうは再生の国ライフ!!
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乃さん。仙術で見てきたけど残念ながら生存者は他にいなかったにゃ……」
「そうかい、それは残念じゃったな……」


 するとそこに割烹着を着た黒髪の女性が俺達のいる部屋に上がってきた。彼女がお婆ちゃんの助手で唯一人のスタッフか。


(かなりの美人だな……って猫耳だと?)


 女性の頭には小猫ちゃんのような猫耳が存在していた。よく見ると尻尾もあるみたいだし小猫ちゃんと同じ猫又か?もしかして妖食界の人なのか……いやまてよ?確か小猫ちゃんのお姉さんも猫又で黒髪だと言っていたな……まさか!?


「ね、姉さま……?」


 俺は小猫ちゃんに声をかけようとしたが止めた。何故なら一歩前に踏み出した小猫ちゃんの涙が俺の想像に対しての答えになっていたからだ。


「……えっ」


 そしてお婆ちゃんと話していた女性も小猫ちゃんを見て信じられないものを見たような表情になっていた。


「し、白音……白音なの?」
「姉さま……姉さまなんですね……姉さま!」


 小猫ちゃんは勢いよく女性に向かっていき抱き着いた。


「姉さま!姉さまですよね!私です!白音です!」
「嘘……どうして貴方がここにいるの?」
「ずっと会いたかったです!姉さま!姉さま!」


 女性は困惑していた。恐らく自分に抱き着いているのが自身の妹だという現実をいきなり突き付けられて混乱しているのだろう。


「……君が小猫ちゃんのお姉さんか?」
「えっと、君は?……あれ、どこかで見たような……」
「その子は塔城小猫、リアス・グレモリーの眷属の一人で俺の仲間さ」
「グレモリー……じゃあこの子は本当に……」
「夢じゃない、確かにそこにいるんだ」
「あっ……ああ……あああっ……」
「抱きしめてやってくれ。その子はずっとそれを望んでいたんだから……」
「白音……白音ェ!!」


 現実をようやく受け入れた女性は涙を流しながら自分に抱き着いていた小猫ちゃんを力いっぱい抱きしめた。


「姉さま!姉さまぁ!」
「こんなにも大きくなったんだね……あんなにも小さかった白音がこんなにも……」
「ずっと……ずっとこうやって姉さまに抱きしめてほしかったんです!姉さまが無事で本当に良かった……!」
「白音……ごめんね……ずっとほったらかしにしていて……本当にごめんね!」
「もう離さないでください!絶対に離さないで……!」
「離さないよ!もう絶対に離したりしない!だって……白音は私のたった一人の家族なんだから……」
「姉さま……!」


 力いっぱいに抱擁を交わす二人。何故小猫ちゃんのお姉さんがここにいるのかは分からない、だがずっと探していたお姉さんに会えた小猫ちゃんの表情は泣いているがとても晴れやかでどこか憑き
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