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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第63話 姉妹の再会!黒歌の過去と向かうは再生の国ライフ!!
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side:イッセー
センチュリースープを手に入れた俺達はゾンゲが教えてくれた隠し洞窟を通って氷山の外を目指していた。
「あっ、皆!光が見えてきたぞ!」
前方に眩しさを感じた俺はもうすぐ外に出られると思い最後の力を振り絞った。そして俺達が外に出たと同時に隠し洞窟が崩れて瓦礫で防がれてしまった。
「間一髪だったな……」
「危うく生き埋めになるところでしたね……」
必死で走ってきたので全員が息を切らしており小猫ちゃんが抱いているウォールペンギンの子供だけが無邪気にはしゃいでいる。後は節乃お婆ちゃんと合流するだけだな。
「あれ?そう言えばカーネル氏の船がありませんよ?」
「ありゃ?本当だな」
確かあの辺に船があったはずなんだけど気のせいだったかな?いや上にある崖が一部抉られたように無くなっている、確かあれはツンドラドラゴンの攻撃で出来たモノだったはずだ。ならやはりあの下に船が無いのはおかしいな。
「何処かに移動したのか?」
「あのおっさんならもう既にここにはいないよ」
「どういう事だ?」
鉄平からカーネルがライタースーツに盗聴器を仕込んで俺達を使い捨ての駒にしようとしたことを教えてもらった。
「くそっ、いくら美食屋が危険な職業とはいえ依頼者を見殺しにしようとするなんて……オマケに盗聴器まで仕込むとは最低の依頼人だぜ!プライベートもなにもないじゃないか!」
「女の子に盗聴器を付けるなんて酷いことをしますね。私だってイッセー先輩の部屋に仕込もうか迷って結局は思い止まったのに……」
「本当だよな……ん?今小猫ちゃんなにか変な事を呟かなかったか?」
「うわっ!?なんだあのデッカいクラゲは!?」
一瞬小猫ちゃんが変な事を呟いたように思えたので追求しようとしたが上空から現れた巨大なクラゲを見てゾンゲが驚きの声を上げた。あれは……
「おおーい、迎えに来たじょー」
「お婆ちゃん!」
クラゲの中から節乃お婆ちゃんが顔を出して手を振っていた。やはりこのクラゲがさっきお婆ちゃんが言っていたリムジンクラゲという生物なんだな。
クラゲの足の一部がこっちに下ろされる、まるで階段みたいな足だな。
「ふっふっふ、早く上がってきなさい。美味しいごはんを用意しておるじょ」
「マジで!?よし皆、今すぐあそこに向かうぞ!」
「はい!」
もう限界だった俺は直ぐにリムジンクラゲの足を登って中に入った。そして上に上がっていくと休息を取っていたイリナ達と再会した。
「イリナ!」
「イッセー君!」
俺に気が付いたイリナ達は一目散にこちらに駆け寄ってきた。
「良かった……イッセー君無事だっ
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