第二章
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金時は子供達と共に遊んだ、武士になり色々と決まりはある。だが子供達と遊ぶ時の彼は金太郎の顔であった。
それでだ、頼光にも言うのだった。
「子供達の笑顔こそがです」
「お主にとってはだな」
「生きる糧、そしてです」
「その笑顔をだな」
「これからもです」
まさにというのだ。
「守っていきたいです」
「そう考えておるな」
「それがしはその為に戦っていきます」
鬼やあやかし、賊達とというのだ。
「その様にしていきます」
「そうか、ではこれからも守っていくのだ」
「そうしていきます」
金時は頼光に頭を垂れて誓った、そしてだった。
彼はその言葉通り子供達の笑顔を守る為に戦い続けた、馬に乗り刀と弓矢を使ってだがやはり金太郎の顔のままであった。心は幼い頃から変わっていなかったのだ。
鉞担いだ 完
2020・1・20
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