第7章:神界大戦
第231話「終わる世界」
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ろうね」
「地球の退魔士や、エクソシストとかの人の方が、そこらへんは柔軟に考えてるよね」
地球でも、退魔士の伝手から外国のエクソシストなどの協力も得ている。
……といっても、いわゆる防衛の態勢を整えているだけだ。
それでも、管理局の面々よりは、神界について比較的理解が深かった。
「あれは、口頭では理解できないのも仕方ないと思うよ」
「だから、リンディさんが変に考えずにありのままで見るように言っているからね」
百聞は一見に如かずとはまさにこのことだ。
神界の力は実際に見ないとわからない。
そのため、せめて動揺で動きを止めないように、心構えを取っておくのだ。
「一旦休憩〜……。血もまた補給しておかないといけないし」
「そうね」
輸血パックも無限ではない。
そう何度もやっていると輸血パックを切らしてしまう。
そのため、一旦中断する事になった。
「……結局、預言もどれが誰の事を指しているか分からなかったね」
「司ちゃん以外の天巫女とか、女神姉妹とか……先に雪ちゃん達が推測できたの以外、分からず仕舞いだもんね」
あの後、改めて預言の内容を周知したが、誰を示すかは分からなかった。
唯一、“叛逆せし傀儡”の候補として神夜の可能性が高いと分かったが……
それも確定には遠いため、預言の解明に進展はない。
「とりあえず、食堂行こうかな。お腹空いたし」
「そうだねー」
皆で食堂に向かい、昼食を取る事にする。
いくら疲労などの概念を破壊できるとはいえ、休息や食事は必要だ。
「「「ッ―――!!」」」
緋雪達が食事をとり終わった時、同じく食事が終わった三人が立ち上がる。
内二人のなのはと奏は何かに気付いたように。
残り一人の司は、何かを感じ取ったように、顔色を悪くしていた。
「……来る……!」
「皆!備えて―――」
―――ズンッ!!
……一瞬だった。
地震のような、地の底が抜けたような衝撃が、世界の全てを襲う。
軌道上に浮いているはずのアースラですら、それは例外ではない。
「今、のは……!!」
「前にもあった世界の“揺れ”だよ!」
「と、言う事は……!」
その揺れを知っていたのもあって、全員の立ち直りは遅くない。
すぐに警戒態勢に入り、現状を把握する。
「神界の神が攻めてきた!」
「来るとしたら……八束神社からの可能性が高い!」
「リンディさん!」
『すぐに向かってちょうだい!』
前回の戦いでも八束神社を出入り口にしていた。
そのため、襲ってくるとしたらそこからの可能性が高いと
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