064話 文化祭編・一つの未来(02) 僅かな希望
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実力者なのだろう。
大量の影を用いて襲い掛かってくる。
それに一同は目を合わせ、
「お嬢様、夕映さん、ハルナさん、のどかさんは後ろに! 千雨さんはパソコンに集中してください!」
「アスナ殿、古、刹那、拙者が前に出るでござる!」
「よっし! なんて最強タッグだ! やったれい!」
「ウチも頑張るえ! まずは敵を吹き飛ばすえ!“アゾット・メ・ゾット・クーラディス”…!」
「このかさん!? もしかして始動キーを!」
このかはアゾット剣を構えて呪文を唱える。
それに呼応してアゾット剣が光り輝く。
「光の精霊101柱!!集い来たりて敵を射て!!魔法の射手、集束・光の101矢!!」
「きゃあーーーーー!!?」
詠唱とともに百もの光の射手が高音達に襲い掛かる。
「せっちゃん!」
「お任せを、お嬢様!」
刹那は瞬時に足に気を集中させ踏み込んだ瞬間、地面が抉れて次の瞬間には高音、佐倉、夏目の背後に一瞬で移動し、
「神鳴流奥義…百烈桜華斬!!」
「くぐぅ…!?」
剣の旋風が巻き起こり影の軍団を次々と葬り去り辛うじて高音は自身に纏っている操影術で防いだ。
「くっ…この私が姿を見失うなんて!」
「当然や。せっちゃんはランサーさんと何度も死闘に近い速度域で稽古をしていたんやからな」
「むぅ…少し出遅れ感があるでござるな」
「むむむ…スピードが武闘大会以上ネ。やるアルナ、刹那」
「このかさんも魔法の腕が相当のものになっていますね」
「地獄の特訓の賜物や」
その後、アスナの魔法無効化の力もあり、高音達を無力化することに成功して、のどかのいどのえにっきでネギが幽閉されている場所へのルートを聞き出してそこを目指す事になった一同。
このかは、
(イリヤさん……あなたの想いは無駄にせぇへん。必ず全員で過去に戻って、そしてみんなで未来を変えてみせる! 士郎さんも絶対に死なせへん!! ウチ、絶対にまた士郎さんに会うんや!!)
そう心に誓ったのであった。
『…………』
そんなこのか達の姿をあまりの気配の薄さで気づかれずに見ていた人物がいた。
そしてそっと着いていくのであった…。
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