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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
064話 文化祭編・一つの未来(02) 僅かな希望
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?きっとまた無茶なことをしちゃうと思うから…。だから、必ずシロウを助けてね…」
「わかったえ…」
「さっさといきな。マスターのお守りはきっちりとこなしてやるぜ。士郎に頼まれたからな」
「もう…ランサーは…。それよりコノカ、もう我慢することないわ。いっぱい暴れちゃいなさい」
「はいな! ウチ、頑張る!」

そして私はネギ君と同じくエヴァちゃんから託された指輪を指にはめる。
それを見て皆驚いていたけど今はそれどころやない。

「早くネギ君助けにいこか!」
『お、おー!』


◆◇―――――――――◇◆


このか達が裏庭から脱出をはかったのを尻目にイリヤ達は、

「さて…コノカ達に望みを託すことができた事だし、暴れちゃおっか、ランサー?」
「いいぜマスター。こういう展開は大好きだ」

二人は刀子達に果敢に挑んでいったのだった。


◆◇―――――――――◇◆


背後からすごい爆発音らしきものが聞こえてくる中、

「ちょ、このか! あんた、それってネギが持っている指輪と同じ!」
「うん! 魔法発動体の指輪や! エヴァちゃんに貰ったんよ!」
「え、エヴァちゃんに!?」
「お嬢様はエヴァンジェリンさんに直々に修行を受けてもらっていたのです」
「せっちゃんもな!」
「初めて聞いたんだけどー!?」
「それは内緒にしていたからや! それよりカモ君、なにか作戦あるか?」
「任せとけ! とりあえずちうっち!」
「なんだよ」
「あんたにはネットで調べてほしいことがあるんだよ」
「あー? 今は無理だぞ。ネット環境整ってねぇからな。近くにネットができる施設が…」
「電話ボックスがあるでござるよ!」
「いけるか!?」
「なんとかな。ISDNでちと遅いがな」
「十分だ! 調べてほしい場所は麻帆大の「世界樹をこよなく愛する会」のHPだ」
「はぁ!? 何でそんな弱小サークルのHPを!?」
「いいから!」

カモが早くと促す中、古菲が「来るアル!」といった。
そして「お待ちなさい!」という声が響いてくる。
皆が振り向くとそこには高音・D・グッドマンに佐倉愛衣、夏目萌の三名が後ろに魔法である影を引き連れて現れた。

「あー! あんたウルスラの脱げ女!?」

ハルナの自重なしのお言葉に高音は涙目になりながらも、

「ま、まぁいいでしょう…おとなしく同行するならよし、ですがあくまで抵抗するというならこの正義の味方、高音・D・グッドマンが成敗させていただきます!」
「で、でもお姉さま。あちらには麻帆良武道会のメンバーが勢ぞろいしてますけど…」
「戦力がちょっとこちらはきついです」
「大丈夫です! 私を信じてくだされば勝利はおのずと勝ち取れます!」

少々、自棄になりがちだがこれでも
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