064話 文化祭編・一つの未来(02) 僅かな希望
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な事もあろうかと、ネギ坊主に貸した航時機に罠を仕掛けさせてもらていたヨ。君達に最終日が訪れないようにする罠がネ。ネギ坊主が味方になてくれれば解除するつもりだたが…さて、見事私の罠にハマた君達は、何とビックリ、歴史改変後の世界にいるはずヨ。もう今までの君達の日常には戻れないがネ。………ようこそ諸君、我が新世界へ』
その内容にウチ等は唖然としてしまった。
では士郎さんも敗北してしまったって事…?
その考えにいたった瞬間、体が震えだした。
でもまだ続きがあるようなのでなんとか自制して続きを促してもらった。
―――Interlude
一方、ネギは魔法先生たちに責任の一端を課される事になり地下に幽閉されていた。
そしてタカミチ、ガンドルフィーニ、瀬流彦が部屋に入ってきて超についての報告書はどうかと聞くがくだらないと流されてしまう。
それから学園祭でなにがあったのか聞くことになるのだったが、
「我々魔法使いは完敗したよネギ先生…たった一人の少女にね」
それを始めとして学園祭で起こったことが話される。
超は、学園祭最終日の世界樹の魔力が最も増大する時間に、告白阻止ポイントである6箇所の魔力溜まりをロボット軍団で占拠し、直径3kmに及ぶ巨大魔方陣で「強制認識魔法」を発動させる。
「強制認識魔法」は、地球上に12箇所存在する麻帆良と同等の「聖地」と共振・増幅され、3時間後には全地球を覆い尽くす事になった。
実のところ強制認識魔法は魔法などの認識のハードルを下げる程度の効果だが瀬流彦はそれで充分だったと言う。
またネットに魔法関係の情報をばら撒いていて、表向きは武道会のトンでもバトル。しかしその実態は興味を進めていけば裏の情報が次々と判明し魔法界のことまでたどり着けるという用意周到さ。
最後に半年が経つころには世界すべての人間が魔法の存在を自明のものとして認識してしまうというもの。
「これらが詳細だ。理解したかねネギ先生」
「そ、そんな…そうだタカミチ、士郎さんは!」
「…………」
「衛宮か…本当に何も知らないみたいだなネギ先生。浮かばれないな…。衛宮は…」
「いや、ガンドルフィーニ先生、後は僕が話しておくよ」
「わかった…」
「それでは後はお願いします高畑先生…」
ガンドルフィーニと瀬流彦は悲しい顔をしながら部屋から出て行った。
「その、タカミチ、士郎さんの身に、なにかあったの…?」
「士郎は…表向きは行方不明扱いとなっている」
「えっ…どうして?」
「クラスの生徒達や他にも知る一般の人には話せないからだ」
―――士郎は…死んだ。
タカミチのその言葉にネギは目を見開いた。
「え…? 士郎さんが、死んだ…?」
「うん。僕も詳細はわかって
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