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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
053話 文化祭編・開催1日目(03) 錬鉄魔法専用武器完成
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界宝具としては最強といってもいい代物だわ。なんせ私達の世界の五つの魔法すら寄せ付けないものなんだから。これの概念を組み込めば高ランクの錬鉄魔法の反発すらもきっと防げるはずよ」
「なんかそれだけ聞いてっともう魔改造じみてきたな? ま、とりあえず試してみたらどうだ、士郎?」
「そうだな」







俺は目をつぶり自身の心象世界に意識を沈めていった。
そして剣の丘に立ち、黄金の太陽が照らしどこまでも広がる赤い荒野を見回して干将・莫耶と全て遠き理想郷(アヴァロン)を見つけて自身の前に呼び出す。
この世界では自身がすべて。理などあてはまらない。ゆえに不可能なことではない。ならばやってやろうではないか。


―――同調開始(トレース・オン)

「――――基本骨子、解明、分解」
「――――構成材質、解明、分解」

―――変化開始(トレース・オン)

それら二つの宝具に神経を集中させ、それらは光を放ちゆっくりと形を崩していく。
それからさらに、

「――――基本骨子、接続開始」
「――――構成材質、接続開始」
「――――制作技術、接続開始」
「――――成長経験、接続開始」
「――――蓄積年月、接続開始」

…よし、うまく二つの異なる工程を接続するところまでは成功。二つの光が線を結び始めた。
ここからが正念場か。


――――全工程、接続開始……エラー。異なる宝具の拒絶反応発生。
再接続開始。再度エラー。
エラー部分を補強、強化し足りない部分を埋めることに成功。このまま接続続行。
拒絶反応増大。宝具、『干将・莫耶』が『全て遠き理想郷(アヴァロン)』に押しつぶされる可能性アリ。
『干将・莫耶』の存在維持を第一優先に継続。
全て遠き理想郷(アヴァロン)』を魔力の塊に変換。それを『干将・莫耶』に流し込む作業開始。
膨大な情報量により『干将・莫耶』の欠損を確認。決壊の可能性アリ。
補強、補強、補強、補強、補強、補強、補強、補強、補強、補強。
十度の補強により欠損部分、修復完了。
強化、強化、強化、強化、強化、強化、強化、強化、強化、強化。
さらに十度の強化により存在強度を上昇。
流し込み作業再開。『全て遠き理想郷(アヴァロン)』のすべての情報を『干将・莫耶』に上書き完了まで残り時間―――……
二つの宝具の適合を確認。融合作業に移行。
融合に成功。現在飽和状態にありすぐに形を成さなければ危険。
形状を『干将・莫耶』をベースに再構築。
再構築完了。



宝具情報
宝具名  :干将・莫耶 ver.全て遠き理想郷(アヴァロン)
ランク   :C−→Bに上昇。
種別    :対人宝具


・ 夫婦剣の引き合う効果、継承完了。
・ 詠唱によるオーバーエッ
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