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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18過労死って言葉を知っているか?〜to recieve training〜
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「了解。マスコミのカメラに映らない場所で発動させます」
一尉たちの元から少し離れてカメラに映らない場所で、魔力を雷撃系に変換。
「
発見せよ汝の聖眼
(
コード・イシュリエル
)
」
小指の第一関節ほどの大きさな魔力球を7基と生成。360度カメラという機能を持ち、映像を俺の頭の中に送ることが出来る。手の平の上でクルクルと円を作って回っているサーチャーを「ジャッジメント」解き放つ。
「お待たせしました。映像、モニターに出します」
一尉たちと合流した俺は、外部表示することも出来るようにしておいたサーチャーの映像をモニターに映し出した。一尉が「割と鮮明に映るのだな」と感心してくれた。モニターには、店内のドアや窓の前に人質を並べて、突入し辛くしている様子が映し出されている。
「面倒な配置ですね。どうしても人質の安全を確保できません」
「セインテスト。何か手はあるか?」
「あ、はい。許可を頂ければ、連中を今すぐにでも制圧できます」
「「「えっ!?」」」
「ほう。その手段は?」
サーチャーを雷撃系の魔力で発動した理由を伝える。術式を解除して魔力へと戻る際、放電が行われる。それで相手をスタンさせてしまえばいい。驚きの顔を見せる一尉たちだが、モニターの中では驚いていられない状況が起きていた。立てこもり犯が拳銃を人質に向け始めたのだ。
「やれ、セインテスト!」
「了解!」
サーチャーを解除すると同時に魔力が放電しながら霧散し、立てこもり犯5人が声にならない悲鳴を上げながら感電、床に倒れた。連中はビクンビクンと痙攣している。いいザマだ。
「これ、大丈夫なのか?」
「軽めのスタンガンほどの電圧なので死にはしませんよ」
この半年で、俺は前々から試行錯誤していた魔術と魔法の切り替えを習得できた。もうシャルみたいに魔術を魔法の術式に変換する必要はなくなったわけだ。だからその方法をシャルにも伝えたんだが・・・。
――私はこのままでいいよ。
界律の守護神
(
テスタメント
)
になったら魔術なんて使わないだろうし。今の私は魔術師じゃなくて魔導師だもんね――
ま、そういうわけで、今の一撃は魔術でありながら魔法と同じように非殺傷設定になっていることで殺してはいない。
残りのサーチャーで立てこもり犯の制圧を終えたことを確認したことで、一尉が「よし、突入!」指示を出したことで俺と分隊員は、一尉に続いて出入り口のシャッターをこじ開ける。
「と、突入です! 首都防衛隊が突入しました!」
レポーターの声を背に、店内に突入した俺たちは気絶している立てこもり犯を確保。そして人質を順次店の外へと送っていく。立てこもり犯や人質全員が無傷で解決したこの銀行立てこもり事件は、その日のニュースで有名
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