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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18過労死って言葉を知っているか?〜to recieve training〜
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UV車だな)の前にまで移動した。

「セインテスト君。トランクに入れるから荷物を貸してくれる?」

「あ、お願いします、ナカジマ准尉」

ナカジマ准尉にバッグを預け、運転席にアルピーノ准尉、助手席にナカジマ准尉、後部座席に俺と一尉が乗り込む。本局の住宅街からして察してはいたが、ミッドの町並みも日本の都会と似たようなものだった。ハッキリとした違いと言えば、日本のビルより高い建物があるくらいか。

「ところで隊長。セインテスト君、どの分隊に置きますか? 決めてなかったらうちの分隊にください」

「あ、ずるい、クイント! 隊長、私の分隊にください! セインテスト君の魔法と、私のブースト魔法を合わせれば、それはもうきっと・・・すごいことになると思うので!」

「近接の私に中遠距離のセインテスト君! 綺麗な布陣! よくない?」

「ううん、私と組んだ方がいいと思う!」

アルピーノ准尉とナカジマ准尉が、俺を自分の分隊に入れたいと言い合う。そんな2人に一尉が「落ち着け。1ヵ月あるんだ、ちゃんと各分隊に回すつもりだ」と言った。

「セインテスト。第5隊は4つの分隊からなっている。俺の第1分隊、ナカジマの第2分隊、アルピーノの第3分隊、本部で待機しているビリー・スタッグ准陸尉の第4分隊。各分隊を1週間。それで1ヵ月だ。それで構わんか?」

「はい、それで問題ないです」

一尉にそう返すと、今度は「最初はどこの分隊ですか?」という話に。赤信号で停車した車で、運転席のアルピーノ准尉と助手席のナカジマ准尉がじーっと睨み合う。一尉も一尉で「そうだな・・・」2人を止めることなく思考に耽る。
信号が青に変わり車が再発進したところで、通信が入ったことを知らせるコール音が車内で鳴り響いた。ナカジマ准尉が「はい。こちらナカジマ」と応じた。

『こちら地上本部、スタッグです。うちの管轄区にて強盗傷害事件が3件、大手銀行立てこもりが1件と発生です』

1度にそういった連絡を聞くと呆けてしまうということが判った。だが、一尉たちはそれが日常だとでも言うように無言。スタッグ准尉から送られてきた資料をモニターで確認した一尉は、「よし」と一言。

「スタッグ分隊はA5区、ナカジマ分隊はC13区、アルピーノはD10の強盗犯を追え。俺の分隊はB2区の銀行立てこもりに対処する。セインテスト、最初と最後の週でちょうど7日、俺の分隊で研修をしてもらう」

「「『了解!』」」

「了解です、お世話になります!」

そういうわけで俺は一尉の分隊に同行することになり、立てこもりが起きているというB2区へと向かうことになった。立てこもりの現場は中央次元港に近いということもあり、俺と一尉はすぐに現場入りをすることが出来た。現場はすでに地域警邏隊や、万が一に
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