暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep18過労死って言葉を知っているか?〜to recieve training〜
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、クロノが頼りになるんだが、クロノが誰がそうなのかを言う前に俺はすぐに一尉を見つけることが出来た。かなりの大男で、佇まいだけで強いと判るレベル。あの人じゃなかったらビックリだ。

「グランガイツ一尉、お待たせしました。次元航行部所属、クロノ・ハラオウン執務官です」

「ルシリオン・セインテスト・フォン・フライハイト候補生です。お世話になります!」

「ミッドチルダ地上本部首都防衛隊所属、ゼスト・グランガイツ一等空尉だ。・・・フライハイトでいいか?」

一尉と敬礼し合って自己紹介したんだが、俺の呼び方について迷っているようだから「セインテストでお願いします」と答えた。シュゼルヴァロードではなくフライハイトのなったのも、もう半年も前だ。ちなみにセインテスト呼びを推したのは、シャルと被らないためだ。

「判った、セインテスト。ではハラオウン執務官、これから1ヵ月間、セインテストをお預かりします」

「はい、お願いします。ルシル、頑張ってきてくれ」

「ああ。いってくる」

ここでクロノと別れて、俺は一尉と共に次元船に乗り込む。1ヵ月の間、ミッドの局員宿舎で寝泊りすることになっているため、着替えや貴重品などを入れたスポーツバッグを座席の上にある収納棚に入れようとするんだが、思いのほか身長が低い所為で入れられない。恨めしい、この低身長。

「貸しなさい。俺が入れよう」

「ありがとうございます」

さて。一尉とは隣同士の席なんだが、会話が無いからとても静か。だから俺も一尉に倣ってイヤホンを使ってニュースを観る。そんな無言な時間が1時間半と続き、ようやくミッドの次元港に到着。一尉にスポーツバッグを降ろしてもらい、それを肩に提げてから一尉の後に付いて船を降り、

「エントランスに俺の部下が迎えに来ている。そのまま宿舎に行きたいのだが、すまんがこれから警邏の仕事なのだ。荷物はそのままで1度地上本部へ行き、そこから仕事に参加してもらいたい」

「あ、はい、判りました。自分はそれで構いません」

中央次元港の第2エントランスの大きなロビーまで来ると、女性の声で「隊長!」と発せられた。一尉の向かう先には2人の女性が敬礼して待っていた。

「ああ、待たせたな。セインテスト、この2人が第5隊の分隊長を務める・・・」

「クイント・ナカジマ准陸尉です」

「同じく、メガーヌ・アルピーノ准陸尉です」

「お世話になります。候補生、ルシリオン・セインテスト・フォン・フライハイトです!」

俺への自己紹介と敬礼に、こちらも自己紹介と敬礼を返した。それにしてもナカジマ。日本風な苗字だな。そんな疑問を頭の片隅に残しつつ、挨拶もそこそこに俺たちは次元港を出、陸士隊に制式採用されているという公用車(ランドクルーザーみたいなS
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