051話 文化祭編・開催1日目(01) 気合の入った告白阻止前線
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きた。
よって即座に報告。
「小太郎! お前の左右後方に合わせて四組! 狗神を使い彼らの気を紛らして同時に区外まで自動で追いかけさせろ!」
『わかったで!』
「姉さん、その付近一帯で告白しようとする集団がある。幻術でも魔法でもなんでもいいからよろしく頼む!」
『ええ!』
「刹那、アスナ! その付近は特に多いから根こそぎ叩け! 俺もここから援護する!」
『了解しました』
『わかったよ士郎さん!』
次々と指示を出し返事が確認されたので俺は今一番不安な刹那、アスナ組(理由としては、刹那は符術も使えるがほぼ剣術一般、アスナはまずハリセン以外は論外だからだ)に援護することになった。
人にも気づかれにくいように剣による結界を構築した高台の上から俺は麻酔針を投擲、時には先のない矢を放ち昏睡させるといった行為を指示しながらも同時進行で行っていた。
それと事後の処理もしっかりとせねばいかんな。
「こちら衛宮士郎。医療班、告白生徒数名を処理した、各自搬送の手配をお願いする」
『了解しました。対象の状態を知らせてください』
「それはそこを担当した―――……」
返事はすぐに帰ってきて気絶させる以外手がなかった生徒達は早急に医療班に運ばれていった。
俺は一回反応が途絶えたことを確認すると一息ついて、
「ふうぅ…一日目でこれとはな。これからが大変そうだな…」
少し深いため息をつきながらも告白生徒は減るわけではない。すぐにまたサーチしたので目視・指示・投擲・医療班への報告を出しまくった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 衛宮イリヤ
私はアスナ、セツナ、コノカとともに三時過ぎということでシロウに一度休憩をしたほうがいいと指示を受けたので少しばかり雑談をしていた。
「でも、シロウも何気にすごいことを一人でしているわね…あれじゃキリがないでしょうに?」
「そうですね。ですが士郎さんはあのポジションが向いているのかもしれませんね」
「そうやね。サッカーとかやったら司令塔って感じか?」
「そうね。それですぐに指示を出してくれるからこちらもやりやすかったわ。
私がハリセンで叩き倒す前にすごい距離あるのに麻酔付きの針が刺さっていて気絶しているからね〜。
医療班への報告も早いから………もしあのエリアも士郎さんが担当していたならあんなことには…」
アスナは先ほど―――といってもシロウは知らないだろうけどタイムマシンでの二回目で起きた事件までは時間があるのでまだ未来の話―――のことをまた思い出して頭を抱えている。
それで何度か目のアスナの問答。
「…ねぇ、本当に士郎さんにはタイムマシンのことを教えなくてもいいの? 士郎さんもなにかと用事が重なっているとかあるんじゃない
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