050話 幕間2 従者達の修行(後編)
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ってしまう。そしてここでの行いで本格的にサバイバーに目覚めるのはここだけの話である。
…まず一日目。
ランサーの言うとおり寝床探しを猛吹雪の中、探索をし始めて歩き回ったが目ぼしい洞窟は一つも見当たらず結局自身の力で洞窟を作らなければいけなくなった。
当然お互いに手伝いは無用とも言われている為、各自洞窟作りに一日を費やしてしまった。
ランサーはさすが慣れた手つきでやっていたが、刹那は初体験なために困難しまくった。
結局食事には二人ともありつけず一日目は寝床でそれぞれ気と魔力、そして焚き火で朝まで凌いだ。
…その折にランサーは死ぬことはないので爆睡していたが、刹那は洞窟の中で一人、「このちゃんの料理が食べたい…」と早くも一人涙を流した。
…二日目。
二人は寝床から出ると一言二言交わした後、無言で二手に分かれて食材探しに出向いた。
まず刹那は普通なら死ぬだろう氷の川を気で耐水強化して入っていき神経集中すること数分…
「そこだ!」
刹那は士郎との仮契約のアーティファクトである『迦具土』で炎の短剣を数本複製して川の中に放ち、数発外したがそれでも五匹以上は取れたのでさらに神経を集中させてその方法を繰り返していた。それで川の温度が一時的に上昇してプカプカと巻き添えを食った魚が浮かんでいたのは余談である。
刹那のアーティファクト『迦具土』は能力は炎を発生できる剣であり、他にも先ほども述べた文字通り炎の短剣を複製できる能力である。
しかしてその最大の活用法は……まだ秘密にしておこう。
…一方、ランサーはというと、
「貴様のその肉、貰い受ける!!」
といいながらなぜかいた山熊にゲイボルグではなく棒での連打を浴びせ狩猟をしていた。
こうして二人は食材をなんなく獲とくし合流したらしたで二人で保存用も作って食事にありつけた。
その際に、二人はうまそうに食べながらも内心では、
(…士郎の調理したものが食べたい…)
と、二人して思っていた。
…三日目。
もう二人はすでに雪山に順応したのか、刹那は気。ランサーは魔力の節約術を駆使して雪山を駆け巡っていた。
しかし、ただ駆け巡るのではなくすでに訓練をしていた。ランサーは教える方、刹那は教わる方。
ランサーは走り込みをしながらも棒をゲイボルク風に使いこなし刹那に高速の攻撃をしていた。
当然、刹那はまだそんなものを受けたらたまったものではないので防戦一方である。
ランサー曰く、まずは俊敏性と目視力、心眼力を上げるこった。とのこと。
「おらおら!まだまだ続くぜ!」
「ッ!」
移動しながらもランサーは人間の急所である首、額、心臓と他にもそれは素晴らしいほどに的確に打ち込まれて
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