4話小日向未来@後編
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体は彼の下腹部まで送られる。
既に臨戦態勢で準備している、誠治郎の前まで。
「え、ちょっ、ちょっと休ませて!…………ひうっ!」
両手でしっかりとホールドされ、自由に動けない未来のお尻の下に、黒光りしたペニスが添えられる。
「ち、ちょっと待って誠治郎さんぅー!」
制止の言葉は、直前で霧散した。
というか『させた』
濡れていたとはいえ、下から一気に挿入された誠治郎のペニスは、未来の思考から、一時的に言語を忘却させるほどの衝撃をもたらした。
愛液で濡れていた膣内を通りすぎ、子宮まで達した亀頭が、未来の脳を痺れさせる、『ズン!』と響く快楽を与えた。
「ん…………あぁ…………」
目を見開いて、その衝撃に震える身体。
膝の上に彼女の体を乗せているので、ちょうど誠治郎目線の直ぐ下にある、プルんと美味しそうな、未来の乳房。
「あむ…………(味も見ておこう)」
「ひうっ!?」
衝撃で呆然としていた意識が、チュウチュウ自分の乳首を吸い始めた誠治郎の口戯により、中断される。
「もう!もうもうもう!」
自分勝手に二回戦を始めた(未来視点)の男に抗議するたる。
ポカポカと力を抜きながらも連続して胸に顔を埋める誠治郎を叩く未来。
その行為に誠治郎は…………
(うん……恥じらう乙女さを忘れない未来、さすが大和撫子)
分かる、と言わんばかりに心の中で頷きを返す。
全く反省していない。
彼は、会社の株が上がろうが純利益が増えようが見せない笑顔で、未来の体を貪り続けた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「…………誠治郎さん」
小柄な女性の前で、全裸で土下座する男。
そう、誠治郎です(自己紹介)
「誠治郎さん、聞いてます!」
ぼんやりシャワーを浴びたばかりのタオル一枚の未来をニコニコ眺めていると、また怒られた。
(まってくれ、未来の白タオル一枚姿は別腹なんだ)
全く成長していない…………
一目で反省していないと分かるだらしない顔で首肯く誠治郎の頭を、未来にペシペシ叩かれる。
色々大変な事になっていたので、再度シャワーを二人で浴びた後、当たり前のように誠治郎は未来に詰問されていた。
主に情け容赦ない激しい性行について。
当たり前である。
勿論、即座に誠治郎は降参の構え。
アーマーパージ、武装解除の全裸土下座。
当然、直ぐに許される訳がなく。
数十分に及ぶ、説教の幕が開くことになった。
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