047話 学園祭編・準備期間(03) 年齢詐称薬の悲劇
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視線を求めたがその日は誰も助けてくれなかった。
おそらく姉さんが目を光らせて四人を凝視したのだろう。震えているようだ。
◆◇―――――――――◇◆
…翌日、
俺は、それはもうひどい辱めにあっていた。
誰が好き好んでスカートなどというものを穿かなければいけないのか? 最後の抵抗で下着だけは許してもらい男女両方で穿けるハーフパンツでその上に現在スパッツを穿いているがそれでも十分心もとない。ブラもさらしで許してもらった。というよりなぜにセイバーの服装をチョイスしたんだ?
学園長にも姉さんが代わりに今日は休みという報告はしてもらった。
…決してバレるのが恥ずかしいわけではないぞ?
昨晩、ランサーに見つかり大爆笑されたのはそれはもう苦い思い出だ。
そして現在このかと刹那、カモミールとともに見た目十五歳のネギ君とアスナがデートをしているところを尾行中だ。
「しっかし、本当に違和感ないぜ。士郎の旦那。いや、今はシホの姉さんと呼ぶべきか?」
「フフフ…面白いことをいいますね? これは一体誰のせいだと思っているのですか…?」
昨晩に姉さんにより暗示をかけられて身動きが出来ずに様々な辱めを受けて、もう吹っ切った…ことにしておいてくれ。
名前も今日限りで『シホ』と名乗ることになってしまい女性言葉も強制されてしまい俺はカモミールに現在女性言葉でにこやかに対応している。
イメージとしては喋り方はセイバーを基本にしているらしいと姉さん談。
「…士郎さん、無茶はあかんよ? 後で直すのが大変やろ?」
「そうです。いつもどおりの喋り方で別に構いませんから…」
「姉さんに強制魔術で無理に女性言葉を強要されているのです…だからお気になさらず」
『………(士郎さん、可哀そう…)』
「その悲痛な視線はよしてください。私自身かなり自己嫌悪に陥っていますから…」
「なんというか、もう別人だな…」
「だから誰のせいだとお思いですか…!」
「俺っぢのべいだす…だがら離してぶださいっす!」
俺は心で涙を流しながら女性化してしまって下がった筋力で、しかし思いっきりカモミールを雑巾のように引き絞った。
ああ、もうどうにでもなれ…。たった一日だ。我慢だ我慢!
だがそこでこのかから爆弾が投下される。
「士郎さん。少しええか?」
「なんですかこのか? それと今はシホと呼んでください。エヴァにもしもばれたらいい笑い話のネタですから…」
「あ、う、うん…それでなんやけど昨晩イリヤさんにつれてかれた後…なにがあったん?」
「昨晩ですか? 昨晩、昨晩………」
思い出されるのはギンノアクマと化した姉さんによるあらゆる辱かしめ…。
それはもう言葉では表現できないような様々な痴態。
ギリギリ貞操は守れた
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