044話 魔法世界での一時とネカネの片思いと…
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目を通していた。
タカミチには先に飛行機の手配でドネットさんと連絡を取っているらしいのでこの場にはいない。
「あ…あら、シロウさん。帰ってこられたんですね」
「ええ、領主との契約も済ませた後、いくつかタカミチと違法組織も制圧していて寄り道はしましたがね…それよりネギ君の手紙ですか?」
「ええ。今から見ようと思っていたんです。一緒に見ますか?」
「でしたら拝見させてもらいます」
それで俺もネカネさんの隣に座ったらなぜか顔を赤くしていた。熱だろうか?
それから映像が流れ出し、まずは挨拶から始まり日ごろの話などをしていてその中に中間テストの話題も出て俺は「ああ…」と相槌をした。
クラスは三位となかなか好成績だがアスナが最下位だという話になって、そこでやはりアスナがネギ君を取っちめようと飛び出してきたが間が悪い。
アスナも手紙越しで挨拶をしてまた日常の話になったが、
『そちらに今前に話したとても強い士郎さんが行っていると思うからお姉ちゃんも仲良くしてね。とてもいい人だから』
と、つい吹きそうになった。
ネギ君は今俺がこの手紙を見ていることは知らないだろう。
なかなかに気恥ずかしいことをいってくれる。
「ふふ…シロウさんはネギにとても信頼されているんですね」
「まぁ、なにかと騒動は起こしては助けていましたから…」
二人して苦笑いを浮かべた後、手紙を再生したがそこでネギ君の顔は少し真面目と言うか暗くなった。
それでなにかを言いかけたがやはり話すのをやめたのだろう。話を紛らわしていた。
『追伸、新しい友達が出来ました。コタロー君ってゆー子です。今度紹介するね。それじゃまた』
それで手紙が終了して終止元気そうなネギを見て顔を綻ばせていたが俺の方に向いて、
「…あの、シロウさん。ネギになにかあったのですか? あの子が私に隠し事するなんてそうそうないですから…」
「そうですね。話してもいいのか迷いどころですが…」
「構いません。もしそれでネギになにか言われたら私が庇いますから」
「別に言われるのは慣れていますから構わないですがありがとうございます。では…」
それで俺は直接ではないが知っている限りであの雨の夜の話をネカネさんに聞かせた。
悪魔の襲来で捕らわれたアスナ達…
皆を救いにいくために戦いにいったネギ君と小太郎…
そして真実の姿を現すヘルマンという悪魔…
そして昔の傷口を開かれて魔力暴走を起こしてしまったネギ君…
それから仲間の助けもありなんとか倒すことはできたがとどめは刺さなかったこと…
…すべてを話し終わったときにはネカネさんも顔を青くしていた。
「ネギにそんなことが…どれだけ辛い気持ちだったのでしょうか」
「…それは俺にはわかりません。ですがネギ君はそれを糧に成
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