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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
043話 石化の解除
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りお前は最高の魔術師だったよ遠坂…。
だから俺も遠坂の言葉を借りることにした。

「大丈夫だアーニャ。石化の期間が長ければ長いほど目を覚ますのも期間が必要だが、いつかきっと目を覚ましてくれる」
「ほん、と…?」
「士郎殿の言う通りじゃ…しかしまさか本当にやってくださったとは…感謝するぞ」
「ええ…私も心より感謝します」
「僕もだよ…ありがとう士郎」
「いや、感謝されるにはまだここにいるすべての人を解いた後でも構いません、それに俺の自己満足でしていることですから」

それだけ伝えて俺は何度も真名を解放しては人々を石化から解いていった。
だが半分くらい解呪して魔力もなくなってきて真名も言い続けた反動で激しい頭痛と眩暈が襲ってきて俺は地面に思いっきり倒れてしまった。
みんなは急いで駆け寄ってくるが、俺は手で静止して震える手で起き上がり再度、破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を構えるがどうやら魔力の限界は近いらしくもう力が入ってこない。
ここまで、なのか…。
だがそこで頭に直で姉さんの声が聞こえてきた。

《まったく…少し見ていたけどもう我慢ならないわ。シロウ、私の魔力も使いなさい! ここまでやったんだから全員救うのよ!》
「姉さん…感謝する」
「今の声は…イリヤ君かい?」
《そうよ、タカミチ。私達魔術師はパスさえ繋いでいれば魔力を分け与える事が出来る。だから存分に持っていって、シロウ!》
「ああ!」

そして姉さんの魔力が俺の体を満たしていくことを感じつつ、もう効率は悪い方法はやめた。

「――――投影開始(トレース・オン)工程完了(ロールアウト)全投影(バレット)待機(クリア)

設計図に残り人数分の数、破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を作り出し、

「―――I am the bone of my sword(体は  剣で 出来ている)―――……停止解凍(フリーズアウト)!」

瞬間、俺の頭上に複数の破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)が浮かびがった。
それにさすがのみんなも驚きの表情をしていた。
だが、今は構っていられない。
ランサー戦に続いてまた魔術回路が悲鳴を上げだす。
だがこの程度、死ぬよりはまだマシだ!

全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)!!」

俺の命令に忠実に従って短剣達はまだ石化している人達全員に突き刺さった。
そして俺の新しい呪文(スペル)

開放されし幻想(オープン・ザ・ファンタズム)!!」

その効果は『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』のように破壊ではなくその宝具の力を最大限解放するもの。魔力も馬鹿にならないほど使うが一々真名を開放するよりは効率はいい。
そして、それによってすべての人
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