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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
041話 悪魔襲来(後編)
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によって倒れている二人を見届けて、

「ふん、両者ともに乗り切ったか…」
「内心ハラハラ半ばオロオロだったようですが…ネギ先生達も衛宮先生達も無事でよかったですね、マスター」
「茶々丸、いいかげんその突っ込みはよせ…」
「しかし…あれが士郎殿の本気でござったか。あの殺陣は凄まじいものがあったでござるな。しかも英霊とはまた…凄い存在でござるな」
「ケケケ、俺様モマザリタカッタゼ!」
「アイツはもう自由だから後で返り討ちにでもあってこい、チャチャゼロ」
「ヒデーナ、御主人!」

チャチャゼロの文句の声が聞こえてくるが今は無視をしておこう。
しかし、言峰という奴はとことん執念深い奴だったな。
まさか生きていたとは…しかしそれも今日限りでお開きだ。せいぜい地獄で笑っていろ。
ネギのぼーやは今回士郎と同じように過去の傷を開かれ、士郎達は天敵との再戦をすることになったがどちらもそれを越えた。
これからの奴等の成長もまた楽しみなことだ。

「…しかし、士郎の奴は新しい技法は使わなかったようだな。当然か、まだ身に着けたばかりのものだからそんなものより今までの戦いのほうがやりやすかっただろう」

そう小さく呟きながら私は微笑をしていた。


◆◇―――――――――◇◆


Side 近衛木乃香


せっちゃんが目を覚まして安心していたところに「士郎さん達は…!?」と言ってウチもハッとなってすぐさま探し出そうとした。
やけどウチ達の目の前に士郎さんの記憶に出てきたランサーさんが気絶している士郎さん達を抱えてウチ等の前に現れた。

「あなたは…ランサーさん!」
「お? 俺のことを聞いていたのか。なら話ははぇえな…マスターと士郎のことを任したぜ。俺は当分マスターである嬢ちゃんの魔力が回復するまで霊体化してるから事情はこの二人が目を覚ましたら聞くんだな」

そういってランサーさんはその姿をおぼろげにして霊体化した。

「え…ちょ、なに? 刹那さん、あいつはなんなの? 士郎さん達を抱えてきたと思ったらいきなり消えちゃって!」
「詳しく事情は話せませんがしいて言うなら士郎さん達のかつての敵だったものです」
「そうなんか、剣士の姉ちゃん? しっかし士郎の兄ちゃんがここまでやられるなんて相当すごい戦いやったんやな!」

小太郎君は笑っているけど今の士郎さん達になにがあったんやろ…?
目が覚ましたら嫌でも聞きださんとな!


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