『欠片』
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あの頃のあの景色は此処に無くて、そして、二度と見れないものだって解ってる。
だから時折目を瞑って反芻するんだろう。
ただ懐かしいと想ったり、憎しみや怒りだったり、どうにもならない後悔だったり。
10代、あの頃は恐いもの無しで、無謀さ、無鉄砲さが危うかった。
今思えばよく生きてるなと...
自ら命を棄てたこと、何回も有った。
其の度に生かされた。
其の意味を解らぬまま、また日常に戻る。
あの頃のあの瞬間、其の連続で日々が刻まれてきた。
すべてが大事で、其のすべてで今の僕が在る。
想い出、経験達は僕を築き上げた大事な欠片。
否定したら可哀想だと気付いた。
どんな過去も、僕自身が受け入れてあげないとね。
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