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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
038話 士郎の聖杯戦争…
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の話をしたら納得したようだった。

「なるほど。それでしたら納得できますね。ネギ先生も頑張っておられますし、ナギさんも生きているかもしれないという希望も出てきましたから…」
「そうやね、せっちゃん。でも士郎さん、それならなんでネギ君の事を…」
「…待て、このか。おい、士郎」
「…なんだ、エヴァ?」
「まだ日が出ているときに過去の話を少ししたな?お前の従者であり着いて行くともいった二人になら見せても構わないのではないか? お前の過去を…」
「それは…! しかし…」
「シロウの反応も当然ね。ねぇ、セツナ? コノカには私達が異世界からやってきた魔術師だっていう話はもうしたのかしら?」
「い、いえ…さすがに士郎さん達の立場が危うくなる情報は学園長はともかく誰にも一度として伝えていません」

このかはポカンとした顔になったがすぐに何のことという感じで刹那に問いかけていた。
刹那には説明は難しそうだから代わりに姉さんがこの世界に来た経緯を簡単に説明した。

「そ、そうやったの…?」
「そうだ…今まで隠していてすまなかった」
「え…ううん、大丈夫や。ウチは気にしておらんから」
「ありがとう、コノカ」
「だが、エヴァ。おそらく俺の過去はネギ君とは比べ物にならない程ひどいだろう…」
「それは従者である二人が決めることだ。そこのところはどうなんだ?」

エヴァはこのかと刹那に問いただした。
すると二人は着いていくと即答したときと同じようにすぐに頷いた。
しかし、記憶を見せるということはおそらく始まりは…

「…本当にいいのか、二人とも。今ならまだ引き返せるぞ?」
「私とお嬢様は士郎さんに着いて行くと決めたときから覚悟は出来ています。ですから大丈夫です」
「うん。ウチ、もっと士郎さんのことを知りたい。いや、知らなくちゃいけない気がするんや」

二人の目は真剣そのものでもう覚悟も決まってしまっているらしい。
姉さんも「きっと大丈夫よ…」と言ってくれたので俺もまた覚悟を決めた。

「では見せる前に全員に忠告をしておく。決して見たことを後悔しないでくれ…俺の過去はいわば他人には呪いのようなものだ」

全員は無言で頷いた。そこに茶々丸とチャチャゼロも参加してきた。
そして、姉さん・エヴァ・茶々丸・チャチャゼロ・このか・刹那の計6人がエヴァが魔法を使い俺の記憶の中へと入っていった。
…願わくば無事に帰ってきてくれることを祈って。


◆◇―――――――――◇◆


Side 桜咲刹那


エヴァンジェリンさんの魔法により士郎さんの記憶を覗きこんだ瞬間、それは起きた。
士郎さんの原初の記憶の始まりは突如として燃え上がる大地、一面の焼け野原、次々と聞こえてこなくなる人々の声、そして黒い太陽…
私は思わ
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