037話 別荘での修行とネギの過去
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いつも持っている杖を持ちながら悪魔の軍勢を次々と強力な魔法で一掃していきすべてを薙ぎ払った。
ネギ君は青年の手によって救われたが、ネギ君は一種の恐怖からその場を後にしてしまう。
しかしまだ残っていた悪魔がネギ君に襲い掛かったが、すんでのところで老魔法使いと義姉の手により命を救われる。
…しかし悪魔の放った光は防ぎきることは出来なったために義姉は足が石化し途中で崩れて割れてしまい、老魔法使いはそれよりひどくほぼ半身が石化していながらもなんとか悪魔とその従者達を小瓶に封印することに成功。
だが代償は自身の石化…最後に「逃げてくれ…」という言葉を残し老魔法使い…いや、スタンさんは完全に石化した。
脅威は去ったが生き残った自分はともかく姉の石化を解くものは誰もおらず声を掻ける事しか出来ないネギ君に、ふと影が差した。
そこには先ほどよりボロボロになりながらも青年が立っていた。
そして燃えていない坂の上まで移動させられたところで、
「すまない…来るのが、遅すぎた…」
と、青年から後悔の念がこもった声が漏れたが、その時のネギ君は恐怖しか感じなかったため持っていた練習杖をかざして姉を必死に守ろうとする。
だが、青年はなにかに気づいたのか、「そうか、お前がネギか…」と言う言葉とともにネギ君の頭を優しく撫でて、
「大きくなったな…」
と、いう言葉でネギ君は呆気にとられたのか無言になり、その間にも青年は話を進めていく。
「…お、そうだ。お前にこの杖をやろう。俺の形見だ…」
「…お、お父さん…?」
そこで真実に至ったのか青年の正体が父であり、サウザンドマスターとも言われた『ナギ・スプリングフィールド』だと気づき頭が真っ白になったのか呆然としている。
そう、ネギ君の願いは皮肉にも悪魔襲撃という形で叶うことになってしまった。
「もう、時間がない…」
「え…?」
「ネカネは大丈夫だ。あとでゆっくりと直してもらえ…」
ナギ・スプリングフィールドはそれを伝えた後、空へとゆっくりと浮遊しだして、ネギ君は必死に父の名を呼びながら追いかけていく。
だが、彼はどんどん離れていってしまう。
最後に、
「悪ぃな、お前にはなにもしてやれなくて…こんな事いえた義理じゃねぇが…元気に育て、幸せにな!」
ネギ君が足を踏み外して転げた後、顔を上げたらすでに彼の姿はなかった。
そして父の名を叫びネギ君は大泣きした。
それが父との雪の日の最初の出逢いとそして最初の別れであった。
過去の話が終わりを次げた後には、ネギ君に皆は涙を流しながら駆け寄っていきエヴァと茶々丸も駆け寄ったりはしなかったが哀れみのような表情をしてエヴァは少しぐずっていた。
…だが、俺と姉さんだけは少し離れて第三者のように一同を見て
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